「線を引く:タイラーグラフィックス・アーカイブコレクション展Vol.34」

CCGA現代グラフィックアートセンター
12月19日終了

アーティスト

フランク・ステラ、ナンシー・グレイヴス
古典的な意味での「グラフィックアート」とは、「線的な表現で平面上にイメージをあらわした視覚芸術」のことを指します。ドローイングなどと並び、その典型のひとつが版画です。

基本的に単色刷りで、階調を伴う色面を描画するための技法がなかった時代、木版画や銅版画で対象の形(フォルム)を描き出すためのおもな方法は、輪郭線によって周囲との境界を区切るというものでした。そして形に立体感を演出するために使われたのは、エングレイヴィングやエッチングの作品に見られる、ハッチング(複数の平行線を、長さや粗密を変えながら重ねる描法)による明暗表現でした。

その後、アクアティントやリトグラフのように濃淡の変化をつけられる、すなわち面的な表現を可能にする技法が生まれました。さらに近代以降、美術表現そのものにおいて描かれる内容が大きく変わって現実的な対象の再現から解放されるようになり、こうした変化を通じて「線で描く」ことの意味もまた変わってきました。

形に奉仕する必要がなくなった線は、それ自体が自立的な存在として画面の主役にもなりえますし、また版画においては、たとえば銅版の上でビュランやニードルを、あるいは石版の上でクレヨンを走らせて線を引くという行為そのものの身体的なリズムが、イメージとしてあらわされることもあります。こうして線を主体とした美術表現は、多様性や新たな意味を得ながら数々の魅力的な作品を生み出してきました。

本展ではCCGA所蔵のタイラーグラフィックス・アーカイブコレクションから、フランク・ステラやナンシー・グレイヴスらによる線の表現が印象的な版画作品をご覧いただきます。この展覧会が多くのかたにとって、さまざまな線とそれらが織りなすイメージの魅力を感じていただく機会となれば幸いです。

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スケジュール

2021.09.11(土)~2021.12.19(日)

会場の開館情報

10:00 ~ 17:00
月曜休館
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館、祝日は開館し翌日休館(翌日が土曜日・日曜日の場合は開館)、展示替え期間・冬期休館
入場料一般300円、学生200円、小学生以下・65才以上・障がい者手帳提示 無料
展覧会URLhttps://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=3&seq=00000780
会場CCGA現代グラフィックアートセンター
https://www.dnpfcp.jp/gallery/ccga/
住所〒962-0711 福島県須賀川市塩田字宮田1
アクセスJR水郡線小塩江駅よりタクシー5分
電話番号0248-79-4811

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