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「cosmopolitan #2 誰もいない森の中で倒れた木からは音がするのか?」

ヒグレ17-15キャス(コンテンポラリー・アート・スタジオ)
終了しました

アーティスト

石井潤一郎、金井学、高橋沙絵、梶原瑞生
「インターナショナル」という言葉が「ナショナル」なものの中間を指している言葉であるとすれば、そこにはまず、確 固たる「ナショナル」の存在が前提となるかもしれません。

しかし社会・政治・経済・文化・環境のあらゆる面でグローバルな活動が活性化し、瞬間と距離を超えた「情報」が、 わたしたちの実生活に確実な影響を及ぼすようになって久しい今日、「インター」「ナショナル」という言葉はもはや、 わたしたちの現実的な国際感覚の、はるか後方に置き去りにされているような印象さえあります。

かつてない相互親密の時代を迎え、地球規模で同時進行的な問題に直面するたわたしたちは、一体どのようにこ れからの「世界」を認識してゆくべきなのでしょうか。

「コスモポリタニズム」という言葉は、古代ギリシャ、ディオゲネスによって構想されました。「世界主義」とも訳される この思想は「自らに降りかかる苦難などの運命をいかに克服してゆくか」という哲学を説いた、ストア派によって近 代にまで伝えられました。 グローバル化した人間の活動が南極の氷を溶かし熱帯のジャングルを焼き、ますます熱を発する放射性物質の傍ら で新しい地層の定義が議論される一方、人工知能がセンサー内蔵道路を走行し、やがて特異点に差し掛かる集積 情報からはじき出された「合理的な選択」が、人類の足元を照らし始めているような今日、わたしたちは、かつてない この豊穣の苦難にどのように向かい合ってゆくべきなのでしょうか。

展覧会『コスモポリタン』は、「地球市民」としての思考を促すために企画されたシリーズの展覧会です。
第二回となる今回は『誰もいない森の中で倒れた木からは音がするのか?』と題し、東京都荒川区西日暮里のギャラリ ー「HIGURE 17-15 cas」にて、金井学、梶原瑞生、高橋沙絵、石井潤一郎の作品をご紹介いたします。

スケジュール

2021年8月7日(土)〜2021年8月22日(日)

開館情報

休館日
展覧会・イベントによって異なります。
備考
8月13日から16日は休廊、開廊時間 13:00〜19:00
入場料無料
展覧会URLhttps://hgrnews.exblog.jp/32261571/
会場ヒグレ17-15キャス(コンテンポラリー・アート・スタジオ)
http://hgrnews.exblog.jp/
住所〒116-0013 東京都荒川区西日暮里3-17-15
アクセスJR線・京成線・日暮里舎人ライナー日暮里駅西口より徒歩6分、東京メトロ千代田線西日暮里駅1番出口より徒歩6分
電話番号03-3823-6216
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