「アマルガム」

光灯

終了しました

アーティスト

入江広基、サトウリホミ、平野啄也

このたび光灯では、入江広基、サトウリホミ、平野啄也による展覧会「アマルガム」を開催いたします。
3名はいずれも、アーティスト・山口歴がニューヨークで主宰するスタジオ「GOLD WOOD ART WORKS」で、制作と並行してアシスタントを務め、本展は彼らにとって初の共同発表の機会となります。

「アマルガム / amalgam」とは、異なる性質を持つものが融合し、新たな価値を生むことを意味する言葉。文化や価値観が多層的に交差するニューヨークという都市で、移民として暮らす3人の視点が、作品にまっすぐに反映されています。

入江は苦悩や葛藤、世の中の光と影、人との関わり合いをテーマにした作品群を、自ら探し求めてリペアしたアンティークのフレームに額装し展示。写真が単なるイメージに留まらず、物体として立ち上がることを試みます。
サトウは、「身体」「構造」「境界」をテーマに、絵画や布、写真など多様な素材を用いた新作を発表。身体感覚で絵を組み立てるように、複雑な問いや違和感を形にします。
平野は、建築や展示造作の経験をもとに、スタジオで生まれる廃材や痕跡を取り入れた立体作品を出展。フレームそのものを主題に、知覚の構造に揺さぶりをかけます。

制作と労働が交差する日々のなかで、それぞれが思考し、手を動かしながら生み出した作品を、ぜひ会場でご覧ください。

スケジュール

2025年8月7日(木)〜2025年8月31日(日)