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「コレクション展」

横浜美術館
終了しました
2025年、日本は終戦80年を迎えます。「佐藤雅彦展」と同時開催のコレクション展では、会期中に終戦記念日を迎えることから、戦争と美術をテーマに構成します。

展示タイトル「平和であることへの、控えめななにごとかを」という言葉は、休館中に新しく作品を収蔵したアーティスト、戸村浩(1938-2025)によるものです。日中戦争の時代に中国で生まれた戸村は、家族の誰も失うことなく戦争を生き抜いた半生を振り返り、アーティストとして自身がやるべきことをこの言葉であらわしました。この展示では、争いの時代を生きるアーティストたちが、いかに戦争や社会と向き合い、不平等や暴力に抗う表現を生み出してきたのかを辿ります。

また、この展示に加え、休館中に新しく収蔵した作品の中から、写真家の奈良原一高が1959年に横浜を撮影した〈Blue Yokohama〉全43点を初展示します。〈Blue Yokohama〉は、初個展「人間の土地」(1956年)、それに続く「王国」(1958年)を経て始められた、奈良原の初期シリーズです。在日米軍の住宅地で遊ぶ子どもたち、当時の中華街に暮らす人々、真夜中の港に停泊する外国船など、多様な文化が混ざり合う横浜の姿が、観るものを未知の世界へと誘う、奈良原の詩情あふれるまなざしで写し出されています。

加えて、当館の「名品」を紹介するハイライトのコーナーをこのたびはじめて設けます。今回は、当館を代表するダリ、セザンヌ、奈良美智の作品を展示します。また、このコーナーでは、それらの作品を親子で楽しむための「子ども解説」もご用意して、皆様をお迎えいたします。

さらに、コレクション展の1室では、リニューアル後初のプログラムとして、新進アーティストとコレクションのコラボレーションによる小企画「アーティストとひらく 戸田沙也加展 沈黙と花」を同時開催します。

スケジュール

2025年6月28日(土)〜2025年11月3日(月)

開館情報

時間
10:0018:00
休館日
木曜日
入場料一般 500円、大学生 300円、高校生・中学生 100円、小学生以下 無料
展覧会URLhttps://yokohama.art.museum/exhibition/202506_collection/
会場横浜美術館
https://yokohama.art.museum/
住所〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
アクセスみなとみらい線みなとみらい駅3番出口より徒歩3分、JR根岸線・地下鉄ブルーライン桜木町駅より徒歩10分
電話番号045-221-0300
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