「Imperial Warrant 皇室の御用達」

高島屋史料館
残り6日
1831(天保2)年正月、京都で創業した高島屋。明治という新しい時代を迎えた時、呉服店の南側に段通店(敷物用織物の店)を開店し、装飾業を始めました。日本各地に洋風建築が増えていくにつれ、窓掛(カーテン)や壁張、壁掛、椅子張など、室内装飾織物の需要がたかまったので、高島屋の装飾業は次第に軌道に乗り始めていきました。

1887(同20)年には、宮城(皇居)再建にあたり、窓掛ほか装飾織物御用を拝命。これを無事に納めると、諸官省からの御用が高島屋へ相次ぎ、東京に支店を設置する契機となりました。さらに1897(同30)年、「宮内省御用達」の認可を受けると、御用はますます拡大していきました。

そして1915(大正4)年11月、近代初の即位礼となった大正大礼に際して、調度品御用を拝命。高島屋が納めた萬歳旙(ばんざいばん)をはじめとする色とりどりの旗は、即位礼を華やかに彩りました。この経験は1928(昭和3)年11月、昭和大礼における調度品御用拝命時にも活かされることになりました。

本展では、高島屋史料館が所蔵する近代皇室の「御用裂(ごようぎれ)」見本の数々を展観します。加えて、高島屋の御用図案を手がけた図案家のひとり、中山冝一の図案集『國華』(港区立郷土歴史館蔵)を特別展示し、近代皇室の御用をつとめた高島屋の知られざる歴史をご紹介します。

第Ⅰ部: 9月6日(土)-10月27日(月)
第Ⅱ部: 11月1日(土)-12月22日(月)
※会期は変更となる場合がございます。

スケジュール

開催中

2025年9月6日(土)〜2025年12月22日(月)あと6日

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
火曜日、水曜日
10月28日〜31日は休館
入場料無料
会場高島屋史料館
https://www.takashimaya.co.jp/shiryokan/
住所〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25
アクセス地下鉄千日前線・堺筋線・近鉄線日本橋駅5番・10番出口より徒歩8分、南海線・地下鉄御堂筋線難波駅より徒歩10分
電話番号06-6632-9102
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