「ルネ・ラリックにみる日本とフランスの“かわいい”文化交流」

箱根ラリック美術館
12月6日終了

アーティスト

ルネ・ラリック
今や日本のカルチャーを語るには欠かせない“Kawaii(かわいい)”文化と、フランスを代表するジュエリーとガラス工芸の巨匠ルネ・ラリック(1860-1945)。

一見無関係に思える二つのキーワードだが、かわいい文化の歴史を辿ってみると、案外そうとも言い切れない。ジャポニスム(日本趣味)を源泉とするアール・ヌーヴォー、それに続くアール・デコは同時代の日本でも流行する。いわば文化の逆輸入が起きたのだ。とりわけラリックとほぼ同じ時期に活躍し、かわいい文化のパイオニアとされる竹久夢二(1884-1934)の作品には、両様式からの影響が色濃く見られる。彼の創造は昭和にかけて、かわいい文化を牽引していく中原淳一(1913-1983)など多くのアーティストたちを刺激し、その作品は少女たちの日常を可愛らしく彩った。一方、アール・ヌーヴォーとアール・デコを代表する芸術家ラリックの創作もまた、当時の日本人を魅了した。

つまり、「美しいものを、より多くの人に届けたい」と考え、一点もののジュエリーから量産可能なガラス工芸へと舵を切った彼の想いは、極東の島国にまで届いたのだ。そして多くの人の暮らしに「美」をもたらした彼の傑作の中には、現代を生きる我々の感覚からみても、かわいいものが多く見られる。本展では、当館のコレクションを“かわいい”という視点でとらえなおしてみた。

かわいい文化が花ひらき、少女たちが泡沫の夢を見た大正時代(1912-1926)が過ぎ去り、100年の年月を経た今、時代や国、価値観が違えども受け入れられるラリックの芸術を通して、フランスと日本、100年前と今の繋がりを感じていただきたい。

スケジュール

開催中

2026年3月20日(金)〜2026年12月6日(日)あと246日

開館情報

時間
9:0016:00
休館日
毎月第3木曜日は休館(8月は無休)
入場料一般 1500円、大学生・高校生・65歳以上 1300円、中学生・小学生 800円、障害者手帳提示と付き添い1名 750円
展覧会URLhttps://www.lalique-museum.com/plan/ルネ・ラリックにみる日本とフランスのかわい/
会場箱根ラリック美術館
http://www.lalique-museum.com/
住所〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186-1
アクセス小田急線箱根登山鉄道箱根湯本駅東口より箱根登山バス(湖尻・桃源台行き)30分「仙石案内所前」下車徒歩すぐ、JR小田原駅東口より箱根登山バス(湖尻・桃源台行き)45分「仙石案内所前」下車徒歩すぐ
電話番号0460-84-2255
関連画像

各画像をタップすると拡大表示します

0件の投稿

すべて表示

まだコメントはありません

Tokyo Art Beat Mail Magazine

アートの最新情報を、毎週お届けします。
登録は無料です。