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「大辻清司フォトアーカイブ レクチャーシリーズ① 資料展示『大辻清司の1968年』」

武蔵野美術大学 美術館・図書館
終了しました

アーティスト

大辻清司
武蔵野美術大学 美術館・図書館「大辻清司フォトアーカイブ」では、写真家大辻清司(1923—2001)の撮影フィルムに残された作品の数々を特定のテーマで調査研究し、その成果を2017年より目録シリーズ『フィルムコレクション』として継続的に刊行しています。このたび第8巻となる『変貌する山河——梓川電源開発』の刊行に際し、大辻清司フォトアーカイブのこれまでの活動ならびに本巻における研究成果を公開する資料展示とイベントを開催いたします。

『フィルムコレクション』第8巻で主題としたのは、大辻清司が1968年6月に『アサヒカメラ』422号で発表した作品《梓川電源開発》。北アルプスの槍ヶ岳を源流とし上高地から松本市へと流れる梓川の中流に、関東地方への電力供給のため当時建設中だった「梓川3ダム(安曇3ダム)」を大型カメラでダイナミックに撮影したカラー作品です。この作品が発表された1968年は、社会が反体制運動で揺れた激動の時代であり、また日本の写真史においても重要な一年となりました——1月:東京・銀座にニコンサロン開設(第1回展として「木村伊兵衛の眼」開催)、3月:『カメラ毎日』170号で東松照明「日録」発表、6月:日本写真家協会主催「写真100年:日本人による写真表現の歴史展」(池袋西武百貨店)、同月:『カメラ毎日』174号で「シンポジウム:現代の写真—日常の情景」を特集、7月:森山大道『にっぽん劇場写真帖』(室町書房)刊行、8月:新倉孝雄「セーフティ・ゾーン」(ニコンサロン)、10月:『季刊フィルム』(フィルムアート社)創刊、11月:多木浩二/中平卓馬/岡田隆彦/高梨豊らによる写真同人誌『プロヴォーク』創刊、同月:篠山紀信『篠山紀信と28人のおんなたち』(毎日新聞社)刊行など——。では、大辻にとって1968年とはいかなる一年だったのでしょうか。イベントでは大辻清司の1968年における多面的な活動と思考に光をあてます。

会場: 図書館 展示室

スケジュール

2025年7月5日(土)〜2025年7月19日(土)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
7月6日は休館
入場料無料
展覧会URLhttps://mauml.musabi.ac.jp/library/events/15556/
会場武蔵野美術大学 美術館・図書館
http://mauml.musabi.ac.jp/museum/
住所〒187-8505 東京都小平市小川町1-736
アクセス西武国分寺線鷹の台駅より徒歩18分、JR中央線国分寺駅北口4番停留所より西武バス約25分 「武蔵野美術大学正門」下車、JR中央線立川駅北口5番停留所より立川バス約25分 「武蔵野美術大学」下車
電話番号042-342-6003
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