現代の日本の写真家のなかでも秀でた活躍を見せる鷹野隆大ですが、私たちはどのくらいこのアーティストについて理解しているのでしょうか。鷹野隆大といえば写真集『In My Room』でみせたニュートラルなヌードを思い浮かべる人は多いと思います。ですが、その一方で1998年から続けているシリーズ「毎日写真」や「カスババ」といったスナップショットも、そこに写されたイメージと写真を撮るという行いそのものとの両方が、紛れもなく鷹野隆大そのものでもあり、このアーティストを理解するのに欠くことはできない作品群です。また、最近では“影”という新たな要素がそこに加わり、さらに私たちを混乱させます。
鷹野は今回の展覧会に「写真」という名を与えました。出品されるのは「In My Room」から「毎日写真」「日々の影」等、大小様々なサイズのプリントです。ツァイト・フォトにゆかりのある作品も数多く展示されます。そこで、私たちは鷹野隆大というアーティストが放つ独特の色を見ることでしょう。ZEIT-FOTO kunitachiという一軒家が、会期中、鷹野隆大の作品世界を体感できるスポットへの変貌いたします。
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