終了した展覧会・イベントです
[画像: [左] 土門拳 《原爆病院の患者たち/少年/前頭部醜形瘢痕切除縫合》1957年 [右] 江成常夫《浦上天主堂焼け跡で見つかった被爆マリア像(500m)》2019年]

江成常夫 + 土門拳 「2つのまなざし-ヒロシマ・ナガサキ-」

土門拳写真美術館
終了しました

アーティスト

江成常夫、 土門拳
1957年、原爆の惨禍を撮影するために土門拳が広島を訪れました。戦後12年を経てもなお生々しい傷を抱える被爆者の姿や、過酷な手術の現場などを目の当たりにした土門は、翌年に写真集『ヒロシマ』を発表。国内外に大きな反響を呼びます。同作に大きな影響を受けた写真家の1人が、当時20代前半だった江成常夫です。江成はその後自身の仕事の文脈を“戦争の昭和”に定め、様々な被写体と向き合っていきます。その間、彼の中には常に被爆地への思いがありました。そして終戦から40年後の1985年、初めて広島に踏み入り、今日に至るまで綿密な取材や撮影を継続。どのように“被爆”を写真化するか問い続けた末、2019年の写真集『被爆ヒロシマ・ナガサキいのちの証』では、被爆地の遺品や遺構などの「モノ」のみを徹底的かつ克明に写し出しました。土門と江成が異なる時代に/異なる手法で表現してきた被爆の様相は、それぞれの視座から原爆の恐ろしさや平和への希求を重く深く訴えかけてきます。原爆投下から77年を経た現在も、世界では戦火が絶えません。本展における2人の写真家のまなざしが、戦争や平和を改めて考えていくきっかけになれば幸いです。

会場: 酒田市美術館・土門拳記念館

[関連イベント]
1. 記念フォーラム「江成常夫と土門拳が写した被爆」
日時: 9月3日(土)14:00〜
会場: 東北公益文科大学公益ホール
登壇者: 江成常夫(写真家)、石川好(作家・酒田市美術館館⻑)、佐高信(評論家)、阿部博行(土門拳研究家)、藤森武(写真家・土門拳記念館学芸担当理事)、堤勝雄(写真家・土門拳記念館理事)、村上幸太郎(さかた文化財団理事⻑)
定員: 200名(全席自由)
参加費: 無料
2. 学芸員によるギャラリートーク
会場・日時:[酒田市美術館]9月10日(土)、10月15日(土)14:00〜14:30
[土門拳記念館]9月24日(土)、10月8日(土)14:00〜14:30
定員: 各回15名
参加費: 無料(要観覧料)
3. 被爆ピアノin土門拳記念館
日時: 10月2日(日)展示は9:00〜16:00、コンサートは16:00〜
会場: 土門拳記念館
参加費: 無料(要観覧料)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年9月3日(土)〜2022年10月16日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
12月から3月は月曜日休館
年末年始休館
備考
会期中無休
入場料一般 700円、高校生 350円、中学生以下 無料、10月1日は無料開放 [酒田市美術館] 一般 900円、高校生 450円、中学生以下 無料 [2館共通券] 1200円
会場土門拳写真美術館
http://www.domonken-kinenkan.jp/
住所〒998-0055 山形県酒田市飯森山2-13
アクセスJR羽越本線酒田駅よりタクシー10分
電話番号0234-31-0028
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