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「歌川広重 二つの『東海道五拾三次』展 保永堂版×丸清版」

中村屋サロン美術館
終了しました
江戸時代後期、旅ブームが巻き起こったことを受け、名所や宿場町に取材した浮世絵が制作されるようになりました。歌川広重(1797-1858)による『東海道五拾三次』もそのひとつで、江戸から京都へと続く東海道の53カ所の宿場町に、日本橋と京都三条大橋の風景を加えた全55図のシリーズで制作されました。本作は大変な好評を博して広重を一躍人気浮世絵師へ押し上げ、さらに何種類もの東海道シリーズを手掛けたことも確認されています。

本展では、1833(天保4)年頃に保永堂(ほえいどう)と僊鶴堂(せんかくどう)から共同出版され、後に保永堂から単独出版となった、現在最も知られている「保永堂版」と、その完結から16年ほど後に丸屋清次郎(まるやせいじろう)の寿鶴堂(じゅかくどう)から出版された「丸清版」の、二つの『東海道五拾三次』を同時に展示します。

同じ宿場を描いていても、構図や色数、登場人物などが異なり、出版元の意向や経済状況など、時代の雰囲気が色濃く反映されています。両作品を通して、時代を席巻した広重の魅力溢れる浮世絵をお楽しみいただければ幸いです。

スケジュール

2025年9月17日(水)〜2025年12月7日(日)

開館情報

時間
10:3018:00
休館日
火曜日
9月24日は休館
9月23日は開館
入場料一般 800円、高校生以下・障がい者手帳提示と付き添い1名 無料
会場中村屋サロン美術館
https://www.nakamuraya.co.jp/museum/
住所〒160-0022 東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル3F
アクセス東京メトロ丸ノ内線新宿駅A6出口より直結、JR新宿駅東口より徒歩2分
電話番号03-5362-7508
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