「アーティストの目は何をみていたか―ビュフェ、エコール・ド・パリ、そして現代アートへ」

ベルナール・ビュフェ美術館
3月24日終了

アーティスト

ベルナール・ビュフェ
ベルナール・ビュフェ(1928-1999)は、しばしば時代から隔絶した天才として語られます。しかし、実際にはサロンと呼ばれる団体展に参加し、少し上の世代の作家たちと交流を図っていました。20世紀は、芸術家たちが独自のサロンを形成しうる時代でした。特に戦後は、サロン・ド・メ、青年画家展、時代の証人画家展など、さまざまな展覧会が組織されました。ビュフェはこうした時代背景のもと、ラウル・デュフィなどの野獣派、モーリス・ユトリロやモイーズ・キスリング、藤田嗣治などのエコール・ド・パリに属する先達たちと共に、戦後フランスのアート・シーンをつくっていました。

一方で、戦後に活躍したビュフェは、重要な現代アーティストの一人でもありました。1952年に、現代アートの祭典であるヴェネツィア・ビエンナーレに参加するなど、彼の作品は当時における「現代」を鮮明に映し出していました。世代で言えば、もの派の代表的な作家である李禹煥や、イギリス出身の画家デイヴィッド・ホックニーたちとほぼ同じ世代に属していますが、それぞれのアーティストの考えと表現は、驚くほど異なっています。

彼らは何を見て、どこを目指していたのでしょうか。本展は、ビュフェと同時代の作家たちの関わりに着目しつつ、現代アーティストとしてのビュフェの位置を再考する展覧会です。ビュフェの作品を他のアーティストの作品と並置することで、作品の新しい側面を浮かび上がらせる初の試みとなります。

スケジュール

開催中

2025年8月2日(土)〜2026年3月24日(火)あと99日

開館情報

時間
10:00〜17:00(3月~10月)
10:00〜16:30(11月~2月)
休館日
水曜日、木曜日
祝日の場合は開館し翌金曜日休館
入場料一般 1500円、 大学生・高校生 750円、中学生以下 無料
展覧会URLhttps://www.buffet-museum.jp/exhibitions/3349/
会場ベルナール・ビュフェ美術館
https://www.buffet-museum.jp/
住所〒411-0931 静岡県駿東郡長泉町東野クレマチスの丘515-57
アクセスJR東海道線三島駅南口よりバス「ビュフェ美術館入口」下車徒歩7分
電話番号055-986-1300
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