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面白かった! 木のボードの上に、おそらくほとんど同じ規格(太さ)の木材が接着されている。木材の並びは一見すると整然と秩序づけられているが、よくよく見つめ直してみると、多くの作品には並びの秩序のなかにズレやはみだしがあることがわかる。たとえば同じ長さの木材が水平に並べられるなかで、一本だけ端が切り落とされ、その端が少しの間を空けて元の木材の延長線上に置かれていたりする。全体がなす規則とそこからはみ出てしまう個が、幾何学的に、淡々と、それでいてやわらかくポップに表現されていた。寂しさと息苦しさが軽やか。何より木の匂いが展示室内に充満している。材質を肌で感じられるのは楽しい。