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とても良かったです。ラインナップが個人的な趣味に合っているのかもしれない。 エヴァ・ゴンザレス『眠り』のシーツから画面全体へと染み渡っていくようなひだが目を惹く。よく眠れるときはこんな感じですべてがくしゃくしゃになっていく気がする。ジャン・デュビュッフェ『暴動』はまばたきするたびに人が何人いるのかわからなくなってしまう。問い詰められて頭が真っ白になるときってこんな感じかもしれない。 そして最後の怒涛のザオ・ウーキー。初めて見た作家だったのだけどすぐにファンになった。パウルクレーの抽象画に近い(影響を受けているらしい)が、風景への態度や距離感はクレーよりも現実的だし、一方その表現はより曖昧。楽しくも寂しくもない世界。自分にしっくり来る画と出会ったときは何の気持ちもわかない。『水に沈んだ都市』のポストカード買いました。