Haruna Shinagawa + Soichi Yamaguchi "Two Sides of the Same Coin"

Eukaryote
2 more days

Artists

Haruna Shinagawa, Soichi Yamaguchi
EUKARYOTEでは、2024年4月5日(金)から4月28日(日)までの会期にて、品川はるなと山口聡一による二人展「two sides of the same coin」を開催いたします。

山口聡一は、1983年千葉県生まれ、2010年に東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程を修了。図像の錯視の体験をきっかけに、絵画による表現をスタートさせました。近年は、一枚の絵画が生まれる過程における絵の具の重なりを、鮮やかな色彩感覚と緻密な手法によって解体・再構成して表現し、いわば絵画の構造そのものを探っています。

品川はるなは1995年東京都生まれ、2017年東京造形大造形学部美術学科絵画専攻卒業。アクリル絵の具と剥離性のポリエチレンクロスを用い、キャンバスから絵の具の膜の一部を引き剥がすことによって平面から立体的な表情を作り出します。品川にとってキャンバスは自身の意図から離れ、鑑賞者のイメージを映す窓に見立てられ、様々な視覚媒体が溢れる現代の絵画表現について問いかけます。

支持体と絵の具という同じフィールドでありながら、その表現の表層においては大きく異なる二人を繋ぐ点について、絵画の図像以上に「地」と「具」に対し意識を注ぐこと、そしてその共通する興味に反し、対局とも言えるアプローチをとる点を、山口は本展の構想のきっかけにあげています。本展に向けた制作は、二人の対話の中で互いの視点を新たに取り込み、潜在しながらもこれまで実験途上であった展開を引き出す契機になりました。
山口は、絵の具を筆で塗り重ねていく行為そのものへの悦びと、メディウムが塗り重なる瞬間、何がミクロで起きているのか、二次元と三次元を行き来し透過してゆくのと同時に図像が立ち現れてくる姿によって追求します。品川は、最近の関心の一つである「人の認知」についての事柄から、イメージを分解する手法を試行しており、絵筆のストロークに焦点を当てた展開と、新しく写真を用いた実験的なドローイングもあわせて発表いたします。

Schedule

Now in session

Apr 5 (Fri) 2024-Apr 28 (Sun) 2024 2 days left

Opening Hours Information

Hours
12:00-19:00
Closed
Monday
FeeFree
Websitehttps://eukaryote.jp/exhibition/two_sides/
VenueEukaryote
http://eukaryote.jp/en/
Location3-41-3 Jingumae, Shibuya-ku, Tokyo 155-0001
Access5 minute walk from exit 3 at Gaienmae Station on the Ginza line, 13 minute walk from exit 5 at Meiji-jingumae Station on the Chiyoda and Fukutoshin lines, 15 minute walk from the Takeshita exit of Harajuku Station on the JR Yamanote line.
Phone080-9524-6981
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