クリスティーナ・オルソン 1947
「東京都美術館開館100周年記念 アンドリュー・ワイエス展」が、東京都美術館にて7月5日まで開催される。アメリカ具象絵画を代表する画家、アンドリュー・ワイエスの大規模な個展としては、日本では17年ぶりだ。前回の会期中にワイエスが逝去したため、没後に国内で作品が一堂に会するのは初めてとなる。

本展が掲げるキーワードは「境界」。窓やドアといったモチーフを通して、生と死、自己と他者を隔てながらも結びつける世界が描かれている。本展を担当した東京都美術館の髙城靖之は「一般的な回顧展とは異なり、ワイエスの作品のなかにある境界というものをテーマとして、異なる作品を横断して見る構成にした」と語る。

展示はワイエスという画家の素顔から、光と影の表現、オルソン・ハウスとクリスティーナとの30年、晩年へと広がる眼差し、そして境界あるいは窓というテーマまで、5つの切り口で構成されている。