公開日:2026年9月5日

「キアフ・ソウル(Kiaf SEOUL)2026」が開幕。25周年のテーマ「共存」が映すものとは

会期は9月2日〜6日。25周年を迎えたソウルの国際アートフェアから、注目のブースを紹介

「キアフ・ソウル 2026(Kiaf SEOUL、Korea International Art Fair SEOUL)」会場風景

25周年のキアフ・ソウルが掲げた「共存」

韓国・ソウルのCOEXで国際アートフェア「キアフ・ソウル(Kiaf SEOUL、Korea International Art Fair SEOUL)」が開幕した。会期は9月6日まで。

キアフ・ソウルは韓国でもっとも歴史の長い国際アートフェアで、今年で25周年を迎えた。参加ギャラリーは18の国と地域から175軒。うち韓国が127軒、海外が48軒を占める。今年はジョン・クホがクリエイティブディレクションを担当し、ブランディングから空間デザイン、特別展までを監修した。来場者の動線と空間構成を組み直すことで、フェア全体のキュレーションに一貫性を持たせることを狙ったという。

「キアフ・ソウル 2026(Kiaf SEOUL、Korea International Art Fair SEOUL)」会場風景

今年のテーマは「共存(Coexistence)」。キアフはその出発点として、ふたつの問いを掲げている。人間とテクノロジーはいかにともにあり、新しい可能性を生み出せるのか。そして技術が急速に変わっていくなかで、人間ならではの知覚や創造性として何が残るのか。

キアフが想定する「共存」の相手はテクノロジーだけではない。人間と自然、アーティストと素材、上の世代と若い世代。そこから導かれるのが、もうひとつのキーワード「マテリアリティ(物質性)」だ。作り手が向き合ってきた素材そのものの物理的な性質を指す言葉で、キアフはこれを現在のアート市場全体の方向性とも重ねている。

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