
plaplax Factory as a Playground 2026
フィンランドのデザインハウス、マリメッコの創立75周年を記念する「マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printmaking ―Beauty, Dream, Love」が、京都府京都文化博物館で開幕した。会期は9月6日まで。
本展は、その後、東京都庭園美術館(10月3日〜12月20日)、ひろしま美術館(2027年1月30日〜3月28日)ほか全国を2年かけて巡回する予定だ。

マリメッコは1951年、アルミ・ラティアが夫のヴィリヨとともにフィンランドで創業したブランド。ブランド名の「マリメッコ」はフィンランド語で「マリのドレス」を意味する。戦後復興のさなか、人々がポジティブな美しさを求めていた時代に、アルミは友人のマイヤ・イソラら若いアーティストたちをファブリックデザイナーに起用し、明るく大胆なプリントを次々と世に送り出した。
1960年には次期アメリカ大統領夫人のジャクリーン・ケネディがドレスを愛用したことで名が世界に広まり、1964年にはマイヤが後のアイコンとなる「ウニッコ」を生み出す。これまでに作られた図案は3500種類以上に及ぶ。ファッションからテーブルウェア、インテリアまでライフスタイル全体に広がるそのデザインは、日本でも世代を超えて愛されてきた。




本展の核となるのは、アルミが14歳のときに日記へ綴った言葉「責任はただひとつ、美である。現実はただひとつ、夢である。力はただひとつ、愛である」。この「美・夢・愛」の3語を手がかりに、1950年代から現在までのドレス約70点、アートワーク、ファブリック、貴重な資料を通して、マリメッコの創造の美学と、継承されるプリントメイキングの技に光を当てる。出品作はマリメッコ本社に加え、ヘルシンキ建築&デザインミュージアムなどから集められた。
