公開日:2026年7月7日

レンブラントが試みた版画表現の革新性とは? その挑戦と影響をたどる「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」(国立西洋美術館)レポート

ゴヤやマティス、ピカソらの作品も。会期は7月7日〜9月23日

「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」(国立西洋美術館)会場風景

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レンブラント・ハウス美術館との共同企画で約130点を展示

レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン(1606〜69)の版画家としての創作に光を当てる展覧会「版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト」が、東京・上野の国立西洋美術館で開幕した。会期は9月23日まで。

肖像画家、物語画家として17世紀オランダで地位を築き、劇的な明暗対比を用いた《夜警》をはじめとする油彩画で知られるレンブラント。彼は版画家としても美術史に大きな足跡を残した存在だった。様々な実験的な試みを通して版画表現の可能性を切り拓き、同時代、さらには後世の作家たちにも大きな影響を与えた。

本展では、そんなレンブラントの版画表現の「挑戦」の軌跡をたどるとともに、ゴヤ、ホイッスラー、ルドン、マティス、ピカソらの作品も紹介し、その「継承」と「インパクト」を探る。世界で唯一のレンブラント専門の美術館であるアムステルダムのレンブラント・ハウス美術館と国立西洋美術館による共同企画となり、両館のコレクションを中心に、個人蔵も加えた約130点が一挙展示される。レンブラントの版画にフォーカスした展覧会はこれまでも開催されているが、版画史における影響を視野に入れた大規模展としては国内初になるという。

会場風景

担当学芸員の中田明日佳(国立西洋美術館 主任研究員)は、「会場ではレンブラントの版画作品の魅力をご堪能いただくとともに、その影響の時間的・地理的スパンの幅広さと豊かさにも驚いていただけるのではないかと思う」と話す。

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