会場風景
京都・西陣に拠点を置くテキスタイルブランドのHOSOOと、アーティストのシアスター・ゲイツによるコラボレーション展「シアスター・ゲイツ:Glorious Robe」が、4月11日より開幕した。


シアスター・ゲイツは、陶芸・彫刻・音楽・パフォーマンス・都市開発など多岐にわたる実践を通じて、荒廃しつつある空間やアーカイヴ、歴史や儀礼に新たな未来を構想し続けてきたアーティストだ。いっぽうで、元禄元年(1688)に創業したHOSOOは、約1200年の歴史を持つ西陣織の担い手として、伝統的な染織文化を背景に革新的なテキスタイル制作に取り組んできた。工芸文化を通じて世界と対話を続けるこの二者が出会ったのは、2024年の森美術館「シアスター・ゲイツ展:アフロ民藝」がきっかけだ。以来、織物や衣服を芸術的な実践としてともに作る協働を重ね、本展はその対話のなかから生まれた新作群を一堂に紹介する。内覧会でゲイツ本人が語ったとおり、これは何より「友情の祝祭」だ。タイトルを日本語にすると「栄光の衣服」。衣服を「纏う」という行為そのものが、展示全体を貫くひとつのキーワードになっている。