公開日:2025年9月12日

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」(東京都美術館)開幕レポート。ゴッホを世界的画家にした家族の愛とは?

《画家としての自画像》など、初期から晩年まで30点超のゴッホ作品を展示。会期は9月12日〜12月21日

フィンセント・ファン・ゴッホ  画家としての自画像 1887年12月-1888年2月 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

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ファン・ゴッホ家のコレクションから見るゴッホの軌跡

「ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢」が、9月12日に東京都美術館で開幕した。会期は12月21日まで。

世界中でいまもなお愛されている画家、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853〜1890)。日本では、「大ゴッホ展」ポーラ美術館で開催中の「ゴッホ・インパクト―生成する情熱」など、2025年から27年にかけてゴッホをテーマにした大規模展が相次いで企画されており、今年は「ゴッホ・イヤー」とも呼ばれている。

ジョン・ピーター・ラッセル フィンセント・ファン・ゴッホの肖像 1886 ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)

わずか37年という短い生涯を送ったゴッホだが、その作品は今日までどのように受け継がれてきたのか。本展は、ファン・ゴッホ家が受け継いできたファミリー・コレクションをテーマに据え、30点超のゴッホ作品とともに、作家の死後、どのように作品が守られ、現在のように広く公開されるに至ったのかをひもといていく。

フィンセント・ファン・ゴッホ グラジオラスとエゾギクを生けた花瓶 1886年8-9月、パリ ファン・ゴッホ美術館、アムステルダム(フィンセント・ファン・ゴッホ財団)
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