
ワークショップ参加者と金氏徹平
京都市京セラ美術館で9月6日まで開催中の「テート美術館 ― YBA & BEYOND 世界を変えた90s英国アート」展の夏休み特別企画として、小学生以上向けワークショップが開催された。内容は、展覧会のサブタイトル「世界を変えた90s英国アート」になぞらえ、美術家・彫刻家の金氏徹平と一緒に「新しい世界地図」を描くというもの。
午前と午後の2部に分かれて開催されたワークショップの参加者は、6歳から55歳までの40名。会場の講演室に並べられた机の上には、世界地図の白地図と、金氏の作品の図柄が白黒でプリントされた紙、ハサミ、そして色鉛筆など。参加者はこの紙を切って貼り合わせ、線をつないで「新しい世界地図」作りに挑戦する。一見、単純な切り絵と貼り絵のように見えるが、これは金氏の制作手法――身のまわりの事物を素材にして、部分を切り抜き、境界線をなくすようにつなぎ合わせること――を、そのまま参加者に体験してもらうという、なかなかにコンセプチュアルな内容だ。子供たち、付いて来れるかな?




そんな心配をよそに、ブリットポップが流れるノリノリの会場で、子供たちはハサミを手に、ためらうことなく紙を切り出してゆく。紙にプリントされた線──世界地図や図柄の断片──は、元々持っていた固有の意味がバラバラにされている。それを自分の手でつないで「新しい世界地図」を作ってゆく。


