公開日:2021年12月3日

個展開催中のホー・ツーニェン、12月10日にオンラインレクチャー開催。アートを通して歴史や政治を探ることの可能性とは

東京藝術大学が主催するオンラインレクチャー。モデレーターは荒木夏実(東京藝術大学准教授)

ホー・ツーニェン Photo by Matthew Teo Courtesy of ArtReview Asia

シンガポールを拠点に世界的に活躍するアーティスト、ホー・ツーニェン。2022年1月23日まで豊田市美術館にて「ホー・ツーニェン 百鬼夜行」展を開催し大きな注目を集めている作家のオンラインレクチャー「妖怪とアポリア:アートを通して日本の帝国主義に迫る」が、12月10日に開催される。時間は13:00〜14:30、受講料無料で、Peatixから申し込める。主催は東京藝術大学。

ホー・ツーニェンは、「あいちトリエンナーレ2019」で話題となった《旅館アポリア》(2019)や、《ヴォイス・オブ・ヴォイド―虚無の声》(2021)など、話題の作品を続けて日本で発表している。これらの作品のなかで作家は、戦時中の日本のイデオロギーに影響を与えた京都学派の哲学や、戦意高揚のために使われた文化政策などに着目し、帝国主義時代の日本の姿を巧みに描写している。

本レクチャーでは荒木夏実(東京藝術大学准教授)がモデレーションを務め、文化と帝国主義、日本とほかのアジア諸国との関係性をはじめ、アートを通して歴史や政治を探ることの可能性について、作家とのディスカッションが行われる。

《ヴォイス・オブ・ヴォイド—虚無の声》(2021)の展示風景 Photo by Ichiro Mishima Courtesy of Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM] and the artist

ホー・ツーニェン オンラインレクチャー
「妖怪とアポリア:アートを通して日本の帝国主義に迫る」

日程:2021年12月10日 13:00〜14:30
主催:東京藝術大学
モデレーション:荒木夏実(東京藝術大学准教授)
受講料:無料
言語:英語・日本語通訳あり
申込み:Peatix
https://monsters-and-aporias.peatix.com

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