公開日:2025年9月4日

5人の現代アーティストが「ホラー」を解釈。「1999展」をインスピレーション源にした「9991 ―深淵へのまなざし―」が東京・六本木で9月9日開幕

参加作家は伊勢崎寛太郎、カワニシ ユウキ、久保ガエタン、柴田まお、中島伽耶子。Post-Fakeで9月9日〜27日開催

「9991 ―深淵へのまなざし―」キーヴィジュアル

「ホラー」の文脈から人間の深淵と向き合う

現在、開催中の「1999展 ―存在しないあの日の記憶―」からインスピレーションを得た企画展「9991 ―深淵へのまなざし―」が東京・六本木Post-Fakeで9月9日より開催する。現代アートのアーティスト5名によるこの展示は、各アーティストが、「超常現象」や「実在と不在」などさまざまなテーマで制作した作品が展示される。「ホラー」が持つ、表現の豊かさを再解釈し、アーティストの作品と活動の魅力をそれぞれの視点から表現する。

出展作品に込められた「得体の知れないものに対する恐怖」、「失われていく秩序に惹かれる欲望」などのテーマから人間の内なる部分と向き合う。混迷を極める現代社会の生き抜く術を思索する機会となるだろう。

「超常現象」「実在と不在」などをテーマにした5人のアーティスト

今回の展示に参加する5名のアーティストは、HIROUMI galleryでの個展「底、透ける煙に」が記憶に新しい伊勢崎寛太郎、2025年は個展「辿るひかり、浮かぶ距離感 / Trace the light, the distance emerged」をはじめとする展示に参加するカワニシ ユウキ、独自の装置によって鑑賞者の知覚を揺るがすインスタレーション作品など幅広い分野での制作・教育活動を行う久保ガエタン、フィジカルとデジタルを介した彫刻作品や、インスタレーションを制作する柴田まお、物事を隔てる境界や壁をモチーフに、コミュニケーションの非対称性やズレをテーマにする中島伽耶子らがそれぞれ「ホラー」を解釈した作品が並ぶ。

伊勢崎寛太郎
カワニシ ユウキ
久保ガエタン
柴田まお
中島伽耶子

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