
東京国立近代美術館「美術館で絵本をひらこう!」昨年実施時の様子
独立行政法人国立美術館は、Adobe Foundationとの協同により、子供や子供連れの来館者に向けた多様なプログラム「Connecting Children with Museums」を、全国6施設(東京・京都・大阪・石川)で実施している。7月末より順次開催されており、本記事では9月以降の主なプログラムを紹介する。
本プログラムは、「ひとりでも多くの子供たちに、楽しい美術館体験を届けたい」という想いでスタートした取り組みで、子供たちが芸術に触れる機会の拡大を目指す。子供たちの美術館デビューを応援するプログラムや、周囲に気兼ねせずにおしゃべりしながら鑑賞できる「ファミリーデー」「ファミリーアワー」のほか、工作や工芸技術に触れるワークショップ、美術館の仕事体験など、親子で美術館を楽しむ機会を提供する。

東京国立近代美術館では、「Family Day こどもまっと 2026」が開催。会期は10月8日〜16日。所蔵作品展「MOMAT コレクション」を対象に、ビンゴカードの配布、コレクション発見隊、まるごと探検隊(館内探検などの子供向けプログラム)などが実施される。また、「MOMAT コレクション」3F 所蔵品ギャラリーでは、日本と西洋の「ものがたり」に焦点を当てた作品を数点取り上げ、子供たちも楽しめる設計になっている。「中高生プログラム」では、アーティストや専門家との出会いを通してアートに親しみ、理解を深めるレクチャーやワークショップと、その学びの成果を小学生に伝える活動を組み合わせた、全6〜8回のプログラムが予定されている。開催日は、10月から翌年4月頃を予定している。
東京・国立映画アーカイブでは、「NFAJ コレクション 2027 春(仮)」が開催。会期は2027年3月9日〜21日。映画上映のほか、昔の映画に馴染みがない人に向けた解説も実施し、子供をはじめ誰でも参加できる企画になっている。子供向けの映写室見学も開催する。
子供たちと美術館をつなぐ「Connecting Children with Museums」を通して、親子でアートを楽しみ、学ぶきっかけとなるだろう。