公開日:2022年6月1日

「アンディ・ウォーホル・キョウト」が9月開催。ポップ・アートのスターは京都に何を見た?

会場は京都市京セラ美術館。限定デザインのBE@RBRICKがついてくる数量限定チケットも販売!

アンディ・ウォーホル 自画像(髪が逆立ったかつら) 1986 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. /Artists Rights Society (ARS), New York

ウォーホル in 京都

ポップ・アートの代表的作家であるアンディ・ウォーホルの大回顧展「アンディ・ウォーホル・キョウト」が京都市京セラ美術館で開催される。会期は9月17日から来年の2月12日まで。

アンディ・ウォーホル 三つのマリリン 1962 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York

大きく5つの章で構成された展覧会では、ペンシルバニア州ピッツバーグで生まれ育ったウォーホルが商業デザインの世界で頭角をあらわし、キャンベルスープ缶やマリリン・モンローといった同時代の大量消費社会のイメージを作品に使うことで人気アーティストになっていく過程を追う。そのなかでは、1956年の世界一周旅行で訪れた京都の思い出や、再び74年に来日した際の様子、その経験を通して作られた作品、そしてウォーホルが愛用した京都ゆかりの品々も紹介される。

アンディ・ウォーホル 孔雀 1957頃 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル キャンベル・スープ缶 I:トマト 1968 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル  京都(清水寺) 1956年7月25日 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York

消費社会を謳歌するようなポップ・アートの楽観的なイメージとはうらはらに、影のある世界にとらわれ続けたのもウォーホルの特徴と言える。最後の章では、彼を取り巻く死と闇に焦点を当て、自殺、自動車事故の現場などを撮影した雑誌や新聞の写真を用いた「死と惨事」のシリーズにも触れる。また、ウォーホルが亡くなる前年に制作された《最後の晩餐》など、日本初公開の作品も通して、彼の複雑な一面を明らかにしていく。

アンディ・ウォーホル ツナ缶の惨事 1963 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York
アンディ・ウォーホル 最後の晩餐 1986 アンディ・ウォーホル美術館蔵 © The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Artists Rights Society (ARS), New York

今回の展覧会のポイントは展示だけではない。ウォーホル作品のイメージをあしらった公式トートバッグ、そして展覧会開催前に数量限定でチケットと合わせて販売される「BE@RBRICK」フィギュアのキュートな仕上がりはファンならずとも気分がアガるはず。大量消費社会におけるイメージの氾濫を主題とし、現在にもつながる芸術の可能性を追求したウォーホルの作品世界を展示とグッズの両方で楽しんでみては?

限定販売のチケットにはオリジナルBE@RBRICK「BE@RBRICK ANDY WARHOL "Cow Wallpaper" 100% & 400%」がついてくる ©️/®️/TM The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. BE@RBRICK TM & (C) 2001-2022 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.
公式トートバッグ ©️/®️/TM 2022 The Andy Warhol Foundation for the Visual Arts, Inc. / Licensed by Artists Rights Society (ARS), New York

アンディ・ウォーホル・キョウト / ANDY WARHOL KYOTO

会期:2022年9月17日〜2023年2月12日
会場:京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ
開場時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月(祝日の場合は開館)、年末年始
https://www.andywarholkyoto.jp/

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