公開日:2022年2月19日

【情報追加】新作『MEMORIA メモリア』でも話題! アピチャッポン・ウィーラセタクン特集上映が4月に渋谷で開催

タイで制作された4作を一挙上映

『アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2022』メインビジュアル

『ブンミおじさんの森』など3作品と作家自薦短編集を上映

ティルダ・スウィントンを主演に迎えた新作『MEMORIA メモリア』(日本では3月4日に公開)で、第74回カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いたことでも話題のアピチャッポン・ウィーラセタクン。

その代表作を上映する特別企画「アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2022」が4月9日から22日までの2週間、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催される。ラインナップはアピチャッポンがタイで制作した『ブンミおじさんの森』(2010)、『真昼の不思議な物体』(2000)、『光りの墓』(2015)の3本。当初は『世紀の光』(2006)も予定されていたが『アピチャッポン本人が選ぶ短編集』に変更し、『国歌(The Anthem)』(2006年)、『La Punta』(2013)など短編10作品を上映する。また、不朽の名作『ブンミおじさんの森』は今回が初のデジタル上映だ。

『アピチャッポン本人が選ぶ短編集』上映作品
『国歌(The Anthem)』(2006)
『La Punta』(2013)
『M Hotel』(2011)
『エメラルド(Morakot )』(2007)
『Mobile Men』(2008)
『Cactus River』(2009)
『Footprints』(2014)
『Worldly Desires』(2005)
『燃えている(Ablaze)』 (2016)
『ブンミおじさんへの手紙(A Letter to Uncle Boonmee)』(2009)

※タイ語(一部台詞なし)・英語/日本語字幕付

『ブンミおじさんの森』 © Kick the Machine Films

人間と自然、幽霊、歴史、政治の関わりを詩情豊かに描いてきたアピチャッポンの映像世界は、ポストヒューマンの議論や気候変動の問題に接する今日だからこそ、フレッシュな視野と懐かしい感触を観る者にもたらすはずだ。

また4月3日には、アピチャッポン研究家である中村紀彦による無料オンラインレクチャーもZoomを使って開催される。参加申込の詳細は、後日公式サイト・SNSで公開されるとのこと。

『真昼の不思議な物体』 © Kick the Machine Films

アピチャッポン・イン・ザ・ウッズ2022

日程:4月9日〜22日
会場:シアター・イメージフォーラム
当日料金:1500円均一、リピーター割引:1100円
上映作品:『ブンミおじさんの森』『真昼の不思議な物体』『光りの墓』『アピチャッポン本人が選ぶ短編集』
http://www.moviola.jp/api/

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