会場風景より ENCOUNTERS 江記(Kongkee) PRICE / VALUE / TAOTIE 2026
行くたびにいつも活力を得られる街、香港。2026年の活発さはフェアが始まる前から参加者のあいだでもひしひしと感じるものだった。フェアとは別に日本からのアクティビティとしては、今年のヴェネチア・ビエンナーレでの日本館と韓国館の合同での記者会見が開かれた。そして来年4月に第9回目となる横浜トリエンナーレも開催をおよそ1年前にしてバーゼルの会場近くで関係者を囲むブランチを開催していた。

アジア最大級のミュージアム「M+」で23日に行われたパーティーでは、イ・ブルの個展が開催しているなか、韓国のポップスターたちが登場するという、かつてない華やかな一晩でアートウィークはスタートした。
M+のパーティーでも披露されたジョシュア・セラフィンの圧巻のパフォーマンス。

初日のファーストチョイスからHauser & Wirthがルイーズ・ブルジョワの作品をおよそ4.7億円で、David Zwirnerはマルレーネ・デュマスのペインティングを5.6億円で販売したという一報が出ている。


盛り上がる雰囲気とは対照的に、日本のいくつかのギャラリーは反応はいいもののセールスはスローだと語った。いっぽうでペロタンは香港のスペースを昨年閉じているが、ブース内は人気で四六時中ごった返していたりと、必ずしも市場の評価と売れ行きとは一致しているとは言えないかもしれない。
中東の情勢を鑑みて、香港がマーケットでの存在感をここで堅持しておけばアジアは盤石になるのでは、という見立ても聞かれたが、早々簡単なものでもなさそうだ。

日本からのギャラリーを見ていくと、ANOMALYでは今津景が中心となって組み立てた3人の女性作家(今津景、青木野枝、衣川明子)によるプレゼンテーションだ。

NANZUKAは空山基のセクシーロボットをはじめとして、ハビエ・カジェハなど人気のアーティストが並ぶ。

ここ数年の香港では日本のギャラリー勢の活躍は目をひいていたが、先日のフリーズ・ロサンゼルスとも同様に、海外ギャラリーのプレゼンテーションのなかに、歩けばすぐ棒に当たるほど日本人アーティストが目立つ。

