公開日:2022年1月21日

アート・バーゼル香港が5月開催。オンラインとリアルの複合的な展示を展開

2022年5月27日〜29日に開催される「アート・バーゼル香港」には28の国と地域から137軒のギャラリーが参加。コロナ禍を経て変化を求められる大型フェアの新しいかたちとは。

2021年の「アート・バーゼル香港」の様子 © Art Basel

アジアで最大の規模を誇るアートフェア「アート・バーゼル香港」。2022年は5月27日〜29日に香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)で開催される。その出展者リストが発表された。
(*当初開催期間は2022年は3月24日〜26日と発表されましたが、延期されたため修正しました。1月28日)

今年は28の国と地域から137軒のギャラリーが参加。昨年の104軒より大幅の増加となる。

世界各地より16軒のギャラリーが初出展。日本からは、MISAKO & ROSEN(東京)、rin art association(群馬)、みぞえ画廊(東京・福岡)が初めて出展する。

出展者リストの詳細はこちらから。日本に店を構えるギャラリーは上記に加え、ユミコチバアソシエイツ、タカ・イシイギャラリー、カイカイキキギャラリー、ミヅマアートギャラリー、NANZUKA、TARO NASU、オオタファインアーツ、ペロタン、ギャラリー小暮、MISA SHIN GALLERY、GALLERY SIDE 2、TAKE NINAGAWA、東京画廊+BTAP、NUKAGA GALLERY、思文閣、MAHO KUBOTA GALLERYGAが参加する。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、「アート・バーゼル香港」は2020年は中止、21年は3月予定から5月に延期するなど様々な対応を余儀なくされてきた。そういったなかで培わ

また国際的な渡航制限を考慮し、82軒のギャラリーはサテライトブース形式で参加。これはブース内にフェアのアシスタントが配置され、各ギャラリーが小規模な企画展示を行うというもの。そして昨年に続きオンラインプログラム「アート・バーゼル・ライブ」も拡充し、オンライン・ビューイング・ルーム、バーチャル・ウォークスルー、レクチャーのライブストリーミングなどが行われる。実会場とデジタルプラットフォームを全面的に統合した、ハイブリッド形式のフェアとして開催される。

2021年の「アート・バーゼル香港」の様子 © Art Basel

また「アート・バーゼル香港」は全体は3つの部門で構成。

世界のギャラリー103軒が参加する主要部門である「ギャラリーズ部門」では、たとえばグラッドストーンがアニカ・イの作品群とキース・へリングの歴史的絵画、Grayがデイヴィッド・ホックニーの不朽の写真的ドローイング「Pictures at an Exhibition」、 香港フェア初参加となるヤーン・ウント・ヤーンがアンリ・ミショーの1970〜80年代の作品を出品するなど、大御所から気鋭の作家までが並ぶ。

「インサイト部門」には16 のギャラリーが参加し、アジア並びに太平洋地域における近代美術の歴史が、地域の重要アーティストの作品を通したキュレーション展示によって紹介される。ここではアクセル・フェルフォート・ギャラリーが、具体美術協会での活動で知られる今井祝雄の作品を展示するという。

「ディスカバリーズ部門」には18のギャラリーが参加し、個展形式で新進アーティストを紹介する。

アート・バーゼル香港 2022

会期:2022年3月24日〜26日
会場:香港コンベンション&エキシビション・センター(HKCEC)
住所:1 Expo Dr, Wan Chai, Hong kong
https://www.artbasel.com/hong-kong

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