最終更新:2021年10月14日

バンクシーの代表作を世界一小さな美術館で。GMOデジタル・ハチ公レポート

バンクシーの代表作《風船と少女(Girl with Balloon)》が渋谷に出現

イギリスを拠点に活動し、いまや日本でも高い知名度を誇る匿名アーティストのバンクシー。バンクシーの名を一躍有名にした「シュレッダー事件」にも用いられた作品《風船と少女(Girl with Balloon)》が、いま渋谷で展示されているのを知っているだろうか?

会場風景より、バンクシー《風船と少女(Girl with Balloon)》(2004)

バンクシーは、世界各地の壁や道路、時には地下鉄の車内にまでも、社会問題をテーマにした風刺的な作品を神出鬼没に残すストリート・アーティスト。その正体は様々に噂されているが、いまだ明かされていないことも人々が関心を寄せる理由のひとつ。

バンクシー作品の代表的な手法は、型版を使い、カラースプレーを壁に吹き付けて絵柄を残す「ステンシルアート」と呼ばれるグラフティ。なかでも、風に運ばれる赤いハートの風船に子供が手を伸ばす《風船と少女(Girl with Balloon)》は、アレンジの異なるバージョンがイスラエル、ニューヨークなど各地に存在するもっとも有名な作品で、イギリス人が選ぶ好きなアートの1位に選ばれたこともあるほどの人気作だ。

会場風景より、バンクシー《風船と少女(Girl with Balloon)》(2004)

「シュレッダー事件」とは、この《風船と少女(Girl with Balloon)》のプリント版がサザビーズ・ロンドンの公開オークションで1億5000万円もの値段で落札された瞬間、バンクシー自らあらかじめ額に仕込んだ仕掛けによって、その場で細断されたという出来事。このことで、バンクシーはこれまで知られなかった層にもその名を知られることになった。

そんな《風船と少女(Girl with Balloon)》が現在、渋谷フクラス内ににオープンした「世界一小さな美術館@GMOデジタル・ハチ公」で披露されている。本作は2004年に制作された150点のうちのひとつで、関係者への販売時のみ入れられるハートマーク付きのサインが作品左下に施されているという、希少性の高い作品。

さらに、シュレッダー事件で強い印象を残した重厚な額縁を3Dプリンターなどで極限まで再現。模様、厚み、色味まで、まるでいまにも切り刻まれそうなリアリティが立ち上がっている。

「シュレッダー事件」の額縁が極限まで再現されている

資本主義や既得権益への皮肉めいたメッセージとして、そして限られた人だけではなく多くの人の目に触れることができる作品としてのグラフィティを描きつけてきたバンクシー。いまやバンクシー現象とも言えるムーブメントを体感するために本展を訪れてみてはいかがだろう。

1公演は20分。全面巨大スクリーンと最新の音響技術を用いたスペシャルムービーも上映される

バンクシー展 世界一小さな美術館@GMOデジタル・ハチ公
開催期間:2021年9月5日~
開演時間:11:00~20:00(最終入館時間19:40)※ 1公演時間 20分(途中入退館不可)
チケット価格:一般・大学生 300円、小・中・高校生 100円、未就学のお子様 無料
※ 障がい者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。
※ 無料入館対象の方も、公式オンラインチケット購入サイトから予約をお願いします。
https://hachiko.gmo/

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