「珈琲中川」 ケーキセット(税込1000円)、ウインナーコーヒー(税込800円) 撮影:筆者
アート好きには食好きが多い(気がする)。遠出して美術館に行くなら、美味しいものも楽しみたい。逆に、美味しいものを目当てに訪れた場所で、美術館にも立ち寄りたい、ということもあるのではないでしょうか。
本シリーズ「美術館 学芸員の昼メシ」(略して #美メシ)では、全国各地の美術館で勤務する学芸員やスタッフの方々に、「うちに来たらここに寄れ!」という、とっておきのお店を教えてもらいます。ランチに限らずお茶や夕飯におすすめのカフェやレストランも登場するかも。
今回は熊本市現代美術館学芸員の坂本顕子さんが登場です。【Tokyo Art Beat】
*坂本顕子さんが企画を担当する熊本市現代美術館で開催中の「遠山昇司展 収蔵庫の鳥たち」の詳細はこちら
美術館から徒歩7分ほど、下通アーケードから一本入った、夜は居酒屋やスナックのお客様でにぎわうネオン街のど真ん中に「桂花ラーメン」本店はあります。新宿や渋谷、池袋などにも支店があり、東京の方から「知ってる!」と言われることも多い同店ですが、昭和30年創業の本店はこちら熊本。11時から、日祝以外は24時近くまで通し営業しており、飲み会の後のシメにも老若男女が集います。
桂花ラーメンで悩んだ末に結局頼んでしまうのは、「太肉麺(ターローメン)」。まるで金剛力士像のように力強い豚バラの角煮が左右に鎮座し、生キャベツで口直ししながら阿吽の呼吸でジューシーなお肉を楽しんでいると、あっという間に完食してしまいます。実はもうひとつの推しメニュー、豚肉の香味揚げが乗った「五香肉麺(ウーシャンローメン)」も捨てがたいのですが……。アート詣では体力勝負。困ったあなたには、チャーシューも太肉ものった「桂花スペシャル」に五香肉をサイドにつける欲張りな最強セットメニューをお勧めします!
桂花ラーメン本店
🗓️月〜日
📍熊本県熊本市中央区花畑町11-9 K-1ビル 1F
🐾熊本市現代美術館から徒歩約7分
🚃熊本市電A系統 「花畑町」から徒歩約3分
公式サイト
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