写真家でありプロスケーターとしても活動する荒木塁の個展『Color/Scape』が東京・神保町のNew Galleryで開催する。会期中は、世界各地で撮影されたカラー写真プリントを中心に、関連資料も交えて展示。都市と自然、身体感覚と色彩の交錯を追体験できる空間となる。
1977年、神戸生まれの荒木は1995年にAJSA全国大会で優勝しプロ資格を取得。翌年からプロスケーターとして活動を開始し、ZOO YORKのジャパンチームに所属するなど国内外でキャリアを築いてきた。 その傍ら20歳前後からカメラを携えて世界各地を周り、本格的に作品撮りをスタート。初期はモノクロやデジタルも併用していたが、2008年頃からはフィルムによるカラー作品へとシフト。絵画的な緻密さと生命感あふれる色彩を探求している。
荒木にとって写真制作は、「身体との対話」。本展では世界各地で撮影された膨大な作品に加えて、関連資料も展示。荒木塁が築いてきた活動の軌跡を振り返る機会となる。