公開日:2025年12月28日

バンコクにタイ初の国際現代美術館「Dib Bangkok(ディブ・バンコク)」が開館

タイ・バンコクに、同国初となる国際現代美術館「Dib Bangkok(ディブ・バンコク)」が2025年12月21日に開館。館長・アーティスティック・ディレクターは手塚美和子

Dib Bangkok Photo credit: Courtesy of Dib Bangkok. Photo by W Workspace.

...

東南アジアの都市に“世界水準のコレクション美術館”が誕生

Dib Bangkok Photo credit: Courtesy of Dib Bangkok. Photo by W Workspace.

タイ・バンコクに、同国初となる国際現代美術館Dib Bangkok(ディブ・バンコク)が2025年12月21日に開館した。1980年代に建てられた倉庫建築を改修した3階建ての美術館で、タイおよび国際的な現代美術を紹介する新たな文化拠点として注目を集めている。初代館長・アーティスティックディレクターには、ニューヨークのジャパン・ソサエティー・ギャラリーでディレクターも務めた手塚美和子が就任した。

初代館長・アーティスティックディレクターの手塚美和子(左)とファウンディング・チェアマンのプラット・“チャン”・オサタヌグラ(右)

ディブ・バンコクは、実業家でありコレクターでもあった故ペッチ・オサタヌグラによって構想され、その遺志を継いだ息子のプラット・“チャン”・オサタヌグラがファウンディング・チェアマンとして設立を主導した。館名の「Dib(ดิบ)」はタイ語で「生」、「未加工」、「ありのまま」を意味し、既存の価値体系や完成された形式に回収されない“raw”な状態を肯定する姿勢が、ミュージアムの理念、建築、プログラム全体に通底している。

Dib Bangkok Photo credit: Courtesy of Dib Bangkok. Photo by W Workspace.

プラット・“チャン”・オサタヌグラは、開館にあたり次のようにコメントしている。

「芸術と教育を支えることは、常に私たち家族の核となる価値でした。バンコクに、タイ初となる国際現代美術館を開くことができ、大きな喜びを感じています。ディブ・バンコクは、作品を“見る”だけでなく、“感じる”場所です。思索や好奇心、そして遊び心が交差し、訪れるたびに新たな発見がある——そんな空間を目指しました。エネルギーと創造性に満ちたこの都市には、その躍動感に見合う現代美術の拠点が、長く求められてきたのではないでしょうか」

...