
会場風景より、左:狩野宗眼重信《秋冬花鳥図襖》(17世紀初 、大英博物館蔵)、右:狩野宗眼重信 《春景花鳥図襖》(17世紀初 、宮越家蔵)
東京都美術館の開館100周年を記念し、大英博物館の日本美術コレクションによる展覧会「東京都美術館開館100周年記念 大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画」が開催されている。会期は7月25日から10月18日まで。
本展は4万点に及ぶという大英博物館の日本美術コレクションから、江戸時代の絵画作品を中心に約200件、第1章で屏風や掛軸、絵巻を、第2章で浮世絵版画や肉筆浮世絵を選りすぐって紹介(会期中は展示替えなし)。また、コレクションの基盤を築いた人物たちの功績や収集の背景にも光を当て、近年の調査で再発見された作品群も紹介している。

イギリス・ロンドンに位置する大英博物館は、1753年、世界初の国立公共博物館として、8万点の収集品をもとに創設。当初から「すべての人々の向上、知識、情報のために」無償で開かれることが理念とされてきた。現在は約800万点の収集品を所蔵し、年間来場者数は約600万人にのぼる。古代エジプト・スーダン、アジア、ギリシャ・ローマなど8つの所蔵部門を擁するが、なかでも世界でトップクラスとまで評されているのが、日本美術コレクションだ。

海を越え、いま東京に里帰りした江戸絵画の数々。その魅力を見ていこう。