公開日:2024年5月15日

台湾・台北市に新たなアートのランドマーク「富邦美術館」が誕生。建築設計はレンゾ・ピアノとクリス・ヤオ

美術館は5月4日にオープン。柿落とし展にロダンと印象派の展覧会が開催

©️ Fubon Art Museum. Photo Lucas K. Doolan

台湾・台北市信義区に新たなアートのランドマーク「富邦美術館(ふほうびじゅつかん/Fubon Art Museum)」が誕生した。建築設計は、レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップがKRIS YAO|ARTECHと共同で担当した。レンゾ・ピアノ・ビルディング・ワークショップの台湾でプロジェクトを持つのは今回が初となる。

©️ Fubon Art Museum. Photo Lucas K. Doolan

美術館を設立した富邦芸術基金は過去28年にわたり「芸術は生命であり、生命は芸術である」というコンセプトを提唱してきた。10年間の構想を経て、台湾国内外の新進・ベテランアーティストの作品を展示し、アートを媒介として台北と世界のアート界をつなぐことを目的に館を設立した。

©️ Fubon Art Museum. Photo Lucas K. Doolan

柿落とし展として「真実の本質:ロダンと印象派の時代(真實本質:羅丹與印象派時代)」展が5月4日から9月23日まで開催される。

©️ Fubon Art Museum. Photo Lucas K. Doolan

館内外にはイェッペ・ハインやトビアス・レーベルガーのパブリック作品が数年にわたり設置される。富邦美術館は、展覧会、建築ともに台湾でハイレベルなアートを楽しめる贅沢な場所になるだろう。

富邦美術館
住所:台湾台北市信義區松高路79號
公式URL:https://www.fubonartmuseum.org/

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。