人権カルチャーステーション メインヴィジュアル
エンターテインメントの魅力を持ちつつ、同時に人権や社会問題をテーマとするドラマや音楽、ゲーム、ライトノベルなど、様々なコンテンツが多く制作・発表されるようになったのは近年の大きな変化だろう。
そんな時代の変化に「人権の視点」から目を向け、それら作品を鑑賞・体験する楽しみ方を鑑賞者とともに共有する展覧会「人権カルチャーステーション」が東京都人権プラザで2022年5月13日から7月29日まで開催中だ。
展覧会では、それぞれのジャンルの専門家11名を選出。スクリプカリウ落合安奈、須川亜紀子、藤田直哉、ライムスター宇多丸らが、アート、アニメ、映画、ゲーム、ドラマなどのジャンルから数作品をセレクトしコメントを寄せている。展示会場ではそれらのコメントが作品イメージなどと共に展示されるほか、ゲームなどの一部コンテンツは実際に体験可能だ。




ここ数年の新型コロナウイルス流行の情勢を受け、同展はインターネット上でのコンテンツも充実させている。特設サイトでは展示会場に掲示されたコメントを読めるだけでなく、各選者がセレクトした「人権へのメッセージが込められた楽曲」のプレイリストを聴くこともできる。BTSの「Butter」、浜崎あゆみの「my name's WOMEN」、森高千里の「渡良瀬橋」、Rina Sawayamaの「Chosen Family」など、納得&意外な選曲とコメントが楽しい。
目と耳の両面で、多様な表現に触れる楽しみを感じ、人権や差別について思いを馳せたい。


東京都人権プラザ企画展「人権カルチャーステーション」
会期:2022年5月13日〜7月29日
会場:東京都人権プラザ1階企画展示室
開館時間:9:30〜17:30
休館日:日(祝日なら開館)
入場料:無料
https://www.tokyo-hrp.jp/feature-2022-01.html