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全6回の対話型コンサートシリーズ「建築家が聴いた音楽 ― 建築家・土浦亀城の思考に響いた音」が、東京・南青山の土浦亀城邸で開催される。初回は5月29日。
アメリカでフランク・ロイド・ライトに学んだ建築家の土浦亀城。帰国後の1935年に竣工した自邸は、戦前日本のモダニズム住宅の傑作として知られ、2025年にポーラ青山ビルディングに移築された。また土浦はバッハから20世紀音楽まで幅広いジャンルを好み、聴き続けた人物でもある。

土浦が生涯にわたり親しんだ西洋音楽を手がかりに、音楽と建築に共通する6つの建築的視点、「構造」「くつろぎ」「内面」「色彩」「均整」「素材」から構成される本シリーズ。土浦がクラシック音楽を録音したオープンリールテープ約150本を調査した資料をもとに、音楽学者・久保田慶一を総合監修者に迎えて、多彩な演奏家によるコンサートを行う。
演奏者は、岡田龍之介(cem.)、青木高志 (Vn.)、弘中美枝子(Pf.)、片野耕喜(T.)、小川加恵(Pf.)、岩下智子 (Fl.)、金井玲子(Pf.)、小川加恵(Pf.)、悪原至(Perc.)が務める。

また本コンサートでは、演者と聴者の対話を通して進行する対話型音楽鑑賞」を実施。対話を通して感性を開きながら、楽曲の背景や聴きどころ、建築とのつながりを体感できる。

土浦が聴いていた音楽を土浦邸で味わうことを通して、住まいと芸術が重なる時間を体感できる本演奏会。「建築家がどのような音楽を、どのような感覚で聴いていたのか」。日本の住宅建築を代表する名作として知られる自邸を会場に、演奏と対話によって、その背景にある土浦亀城の感性や思考を探る豊かな機会となる。
開催概要や各回のテーマ、演奏者プロフィールなど詳細はこちらから確認してほしい。