公開日:2023年4月15日

2025年秋、「甘橘山美術館」が江之浦測候所内にオープン。杉本博司の古美術コレクションの公開や現代美術展を開催

準備室長に橋本麻里が就任。建築設計は新素材研究所が担当

Odawara Art Foundation

パフォーマンス上演も可能な美術館がついに誕生

開館から6年を迎えた小田原文化財団 江之浦測候所に、アーティストの杉本博司が収集した古美術の公開や現代美術をはじめとする企画展を行う「甘橘山美術館」が建設されることが発表された。開館は2025年秋の予定。

ギャラリー棟、石舞台、光学硝子舞台、茶室、庭園、門、待合棟などを備えた江之浦測候所では、古来からの伝統工法を用い、日本建築史を通観するような建物・造作の拡張と整備を続けているが、待望の美術館がこれらに加わることとなる。

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建築設計は新素材研究所が担当。現在は基礎工事を終え、基本設計を進めている段階で、館内には展示設備のほかに150名収容のスペースが併設され、雨天時のパフォーマンス実施も柔軟に可能になるとのこと。また、本プロジェクトのために立ち上げられた準備室室長は、ライターで永青文庫元副館長の橋本麻里が務める。

杉本博司の巨大なインスタレーション作品とも言える江之浦測候所。その新たな試みに期待が高まる。

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