
会場風景
株式会社コジマプロダクション(KOJIMA PRODUCTIONS)設立10周年を記念した展覧会「KOJIMA PRODUCTIONS 10th ANNIVERSARY EXHIBITION BEYOND THE STRAND:創造と挑戦の航路」が、麻布台ヒルズ ギャラリーで開幕した。会期は10月31日から12月20日まで。

コジマプロダクションは、ゲームクリエイターの小島秀夫が「FROM SAPIENS TO LUDENS」の旗のもと、2015年12月に設立したクリエイティブスタジオ。パソコンもない小さな貸オフィスに4人で始まったスタジオは、2019年11月に『DEATH STRANDING』を発売。プレイヤーのゲームプレイが他者とのつながりや助け合いを生む「ソーシャル・ストランド・システム」を導入し、ノーマン・リーダス、マッツ・ミケルセン、レア・セドゥ、リンゼイ・ワグナーら世界的な俳優の出演も話題となった。2025年6月には続編『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』を発売し、シリーズの全世界累計プレイヤー数は2700万人を超えている。現在はA24との実写映画化プロジェクトやハリウッドとの共同制作による長編アニメ『DEATH STRANDING MOSQUITO』、2027年にディズニープラスで独占配信予定のアニメシリーズ『DEATH STRANDING ISOLATIONS』が進行中。ゲームではXbox Game Studiosとの『OD-KNOCK』と、『PHYSINT』が控える。

会場は2015年から2019年の「FIRST PHASE」、2020年から2025(2030)年の「SECOND PHASE」、2030年以降の「THIRD PHASE」の3フェーズに沿って構成される。年表と関連資料に加え、初公開となる制作資料、作品世界を再現した体感型展示、映像インスタレーションを通して、設立からの10年間の航路を振り返る。


会場入口には、スタジオのシンボルキャラクター「ルーデンス」の等身大立像も登場。その名前は、歴史学者ヨハン・ホイジンガが唱えた「ホモ・ルーデンス(遊ぶ人)」に由来し、人間の本質は遊びにあり、文化は遊びから生まれるという思想を背景に持つ。今回の立像は、甲冑のような宇宙服で創造の先にある「進化」を表すルーデンスが10周年を機に更新された姿で、10周年を象徴する「X」をモチーフにした頭部のアンテナと、式典用をイメージしたマントが加わった。コジマプロダクションのオフィスにある像とは別のもので、本展が初公開となる。
