京都を拠点に活動するアーティストの藤田匠平と山野千里による陶芸制作ユニット「スナ・フジタ」とロエベのコラボレーションが、SS24プレコレクションに登場した。「スナ・フジタ」の描くラッコ、ペンギン、パンダが新シーズンのバッグ、ウェア、アクセサリー、ホームウェアに宿る。クマを描いた日本限定アイテムなど、50点以上の豊富なラインナップが出揃う。
動物や自然の景色にインスピレーションを得ながら描く「スナ・フジタ」。その緻密なタッチで表現するキャラクターや風景は、ティーポットやカップ、皿などの食器に癒しを添える。2022年には小山登美夫ギャラリー六本木で「スナ・フジタ展」を開催し、代表的な手のひらにおさまる小さな作品(お茶碗、ポット、絵皿、ぐいのみなど)が人気を博したばかりだ。
遊びの中で、自分の中で印象に残ったものを書く。いろんなものをいっぱい書いていると思うが、私の中で面白い場面を隠している。ふふって笑ってもらえるのを楽しみに書いています。(山野千里)
慣れ親しんできた風景が失われていく一方だと思う。焼き物は寿命が長いので、破片になってもそこに描かれていた絵を見て、こういうことを楽しんでいた暮らしがあるんだということは、残せるのかなという気はしますね。僕らは、普段暮らしていると聞きたくないニュースなどがたくさんある。せめて僕らが描いている世界はユートピア、逃げ場でありたいなと思う。(藤田匠平)
ーロエベ公式X コメントより
またロエベは、LOEWE × Suna Fujitaの売り上げの一部を「セーブ・ザ・チルドレン」の緊急時教育プログラムに寄付する。ちなみにロエベは、11月11日に直営店「カサロエベ表参道」をリニューアルオープンしたばかり。3フロア466平方メートルを有する国内最大の店舗となった。店舗でも公式サイトでも、LOEWE × Suna Fujitaのホリデーコレクションは楽しめる。