マンガ『cocoon』は、戦後65年にあたる2010年に今日マチ子が発表したマンガ作品。主人公・サンをはじめとする仲間たちが、凄惨な世界とアイデンティティの狭間で揺れ動く様子を抒情的に描き出し、現代の新たな「戦争マンガ」の在り方を打ち出した。
本作は文化庁メディア芸術祭「審査委員会推薦作品」入選ほか、劇団「マームとジプシー」によって舞台化されるなど、各メディアで賞賛を浴びてきた。
そして戦後80年となる2025年の夏、NHKでアニメが放送されることが決定した。アニメーションプロデューサーは、これまで『となりのトトロ』や『AKIRA』、『魔女の宅急便』や『シン・エヴァンゲリオン劇場版』など数々の有名作に関わり、NHK連続テレビ小説『なつぞら』のアニメーションを監修する元スタジオジブリの舘野仁美が担当。アニメーション制作は舘野が代表を務めるササユリが行う。
こちらのサイトでは3話試し読みが公開されているため、未見の方はチェックしてみてはいかがだろう。