
Mel Chin Bat and Dove 2007 Image courtesy of Mel Chin Studio
世界最初の被爆地である広島市は、世界の恒久平和と人類の繁栄を願う「ヒロシマの心」を美術を通して世界へ発信することを目的に、1989年にヒロシマ賞を創設し、3年に一度授与してきた。2026年に広島市現代美術館では、「第12回ヒロシマ賞受賞記念 メル・チン展」を開催する。会期は会期は7月25日〜10月12日。
メル・チンは、環境問題をはじめとする複雑な社会的課題に向き合い、その問題意識を独自の方法で作品化してきたアーティスト。彫刻、ドローイング、絵画、映像、アニメーション、ビデオゲームから、大規模な公共インスタレーションまで、その表現は幅広く、多様な背景を持つ人々を惹きつけながら、社会への関心を喚起してきた。
また、地域住民との協働や科学的なアプローチを取り入れた長期プロジェクトを展開し、アートがいかに社会的意識と責任を呼び起こしうるのかを探求してきた。日本初個展となる本展では、これまでの代表作を通してメル・チンの活動を紹介するとともに、ヒロシマのために制作された新作を展示し、アートによる社会変革と自己変容の可能性を提示する。
