公開日:2015年12月15日

岡山市で現代アートの芸術祭「岡山芸術交流 Okayama Art Summit 2016」が開催

【Art Beat News】アーティスティックディレクターにリアム・ギリックが就任

記者会見にて、左からリアム・ギリック、那須太郎、石川康晴、岡山国際現代芸術祭実行委員会会長(岡山市長)大森雅夫、アドバイザー大林剛郎
記者会見にて、左からリアム・ギリック、那須太郎、石川康晴、岡山国際現代芸術祭実行委員会会長(岡山市長)大森雅夫、アドバイザー大林剛郎

2016年10月9日(日)から11月27日(日)にかけて、国内外の現代アーティストが作品を展示する「岡山芸術交流 Okayama Art Summit 2016」が開催される。開催場所は岡山市内の8カ所。総合プロデューサーは株式会社クロスカンパニー代表取締役社長の石川康晴、総合ディレクターをギャラリストの那須太郎が務める。また、コンセプトとして「Development/開発」を掲げ、アーティスティックディレクターとしてイギリスの現代アーティスト、リアム・ギリックを迎える。

岡山市は2014年に世界的な現代アーティストの作品を展示した「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT(イマジニアリング オカヤマアートプロジェクト) 」を開催。「アートと文化の街」を目指してきた背景がある。今回の「岡山芸術交流 Okayama Art Summit 2016」は2014年のプロジェクトを下敷きに、規模・内容ともに進化した国際的展示となる。

岡山芸術交流 2016 メインビジュアル

開催会場となるのは岡山城周辺の文化施設が集積するエリアが中心。モダニズム建築の岡山県庁前広場から、岡山の古建築である旧福岡醤油建物、岡山城など、城下町である岡山の町並みを生かした展示方法となる。コンパクトなエリア内にまとまった計8カ所の開催地は、それぞれ徒歩や自転車で回ることが可能だ。

岡山は近年アートエリアとして世界から注目を浴びる瀬戸内の玄関でもある。異文化の交流とともに発展してきた歴史を持つ岡山から、どのような潮流が生まれてくるのか。今後の動向を見守っていきたい。

■参加アーティスト一覧(2015年11月時点)
荒木悠、トリーシャ・バガ、ノア・バーカー、アナ・ブレスマン&ピーター・サヴィル、アンジェラ・ブロック、マイケル・クレイグ−マーティン、ぺーター・フィッシュリ、サイモン・フジワラ、ライアン・ガンダー、メラニー・ギリガン、ロシェル・ゴールドバーグ 、ドミニク・ゴンザレス=フォースター、ピエール・ユイグ、ジョーン・ジョナス、ホセ・レオン・セリーヨ、眞島竜男、カーチャ・ノヴィスコーワ、アーメット・オーグット、ホルヘ・パルド、フィリップ・パレーノ、レイチェル・ローズ、キャメロン・ローランド、島袋道浩、リクリット・ティラヴァーニャ、アントン・ヴィドクル、ハンナ・ワインバーガー、ローレンス・ウィナー、アニカ・イ

■開催概要
岡山芸術交流 Okayama Art Summit 2016
開催期間:2016年10月9日(日) 〜 11月27日(日)
開催場所:岡山県天神山文化プラザ、旧後楽館天神校舎跡地、岡山市立オリエント美術館、旧福岡醤油建物、林原美術館、岡山城、シネマ・クレール 丸の内、岡山県庁前広場
http://www.okayamaartsummit.jp/

(Text: 玉田光史郎 Koushiro Tamada)

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