公開日:2026年4月28日

東京国立近代美術館「記録をひらく 記憶をつむぐ」展の記録集が公開。「戦争画」を中心に、戦時・戦後の美術を辿る展覧会

記録集はPDFにて公開。冊子化、販売の予定はなし

「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」会場風景より、左から伊原宇三郎《特攻隊内地基地を進発す(一)》(1944)、宮本三郎《萬朶隊比島沖に奮戦す》(1945) 撮影:編集部・灰咲光那

東京国立近代美術館で昨年に開催された企画展「コレクションを中心とした特集 記録をひらく 記憶をつむぐ」の記録集がオンラインにて公開された。

2025年7月15日~10月26日に開催された本展は、軍からの委嘱により制作された公式的な戦争画である「作戦記録画」を中核とし、報道や他の芸術分野が生んだ文化現象も背景にしながら、アジア・太平洋戦争下における「戦時・戦後の美術」の動向を浮き彫りにするもの。戦後80年という節目の年に開催され、同館が収蔵する作戦記録画153点のうち24点が展示された。作戦記録画のまとまった公開点数としては戦後最大規模となり話題を集めたいっぽう、チラシや告知のリリース、内覧会、図録などがないという広報体制に疑問の声もあがっていた。

このたび同館のオフィシャルサイトにて公開された記録集には、写真とテキストによる各章の展示の記録と、本展を担当した鈴木勝雄(東京国立近代美術館企画課長)、大谷省吾(東京国立近代美術館副館長)、佐原しおり(東京国立近代美術館研究員)によって展覧会閉幕後に執筆された論考3本、さらに展覧会の「参考文献」リストと「戦争と美術に関する文献・展覧会」のリストを加えて構成されている。

記録集はPDFデータにて公開されており、冊子化、販売の予定はないという。

*本展の展覧会レポートはこちら

*本展担当者への取材記事はこちら

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