公開日:2025年1月30日

古代エジプトの“偉大な王”に迫る。「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が豊洲で3月開催

世界5都市で開催されてきた展覧会が日本上陸。約180点の遺物や工芸品の展示に加え、神殿などを巡るVR体験も

古代エジプトのラムセス大王(ラムセス2世)とその時代にまつわるエジプトの至宝を紹介する特別展「ラムセス大王展 ファラオたちの黄金」が、東京・豊洲のラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyoで開催される。会期は3月8日〜9月7日。

エジプトで“もっとも偉大な王”とも称されるラムセス大王は、古代エジプト史上最長となる67年間にわたってエジプトを統治し、エジプト文明が最盛期を迎えた新王国時代(紀元前1539年〜1075年)の権力と富の象徴になっている。近隣諸国との和平に貢献した最強の戦士としても知られ、巨大建造物の制作を多く主導した。

本展はエジプト政府公認のもと、これまでアメリカ・ヒューストン、サンフランシスコ、フランス・パリ、オーストラリア・シドニー、ドイツ・ケルンで行われており、日本が6都市目の開催地。新王国時代に由来する約180点の遺物や工芸品などが、最新のデジタル体験や音響・照明とともに展示される。展示品には、ラムセス大王の木棺、宝石、荘厳な王のマスク、動物のミイラ、精巧なお守りなどが含まれる。

さらにラムセス大王の生涯をVRやプロジェクションマッピングなどの最新技術で再現。ラムセス大王が建設に関わったアブ・シンベル神殿と、ラムセス大王の妻ネフェルタリの墓を巡るVR体験も用意される。最新のモーションチェアで神殿や砂嵐のなかを飛び回り、最後にラムセス大王と対面するストーリーを体験できるという(入場料とは別料金)。

展覧会のグローバルキュレーターには、エジプトの元考古最高評議会事務総長・元考古担当国務大臣であるエジプト考古学者のザヒ・ハワス博士が就任。東日本国際大学総長、早稲田大学名誉教授の吉村作治がジャパンキュレーターを務める。

展覧会名:ACN ラムセス大王展 ファラオたちの黄金
会期:3月8日〜9月7日
会場:ラムセス・ミュージアム at CREVIA BASE Tokyo(東京都江東区豊洲6丁目4-25)
公式ウェブサイト:https://ramsesexhibition.jp/

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