公開日:2026年11月6日

BTS・RMの個人コレクションがアメリカ・サンフランシスコのSFMOMAに集結。「RM x SFMOMA: Between You and Me」レポート

韓国の近現代美術を中心に約200点が集結し、RM自身がキュレーションにも参加した。会期は2027年2月7日まで

会場入り口の様子。 RM x SFMOMA: Between You and Me(installation view, San Francisco Museum of Modern Art, October 3, 2026–February 7, 2027); photo: Matthew Millman

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BTSのリーダーRMのコレクションがSFMOMAに集まる

BTSのリーダー、RM(キム・ナムジュン)が約10年にわたって収集してきた作品を紹介する「RM x SFMOMA: Between You and Me」が、サンフランシスコ近代美術館(SFMOMA)で10月3日に開幕した。会期は2027年2月7日まで。

RMが自身の名前でコレクションを美術館で公開するのは、本展が初めてとなる。RM自身がSFMOMAのアメリカ・カスティーヨ、キム・ヒョウンとともにキュレーションを手がけ、韓国の近現代美術を中心に、SFMOMA所蔵品を交えながら約200点を紹介する。本レポートでは、音声ガイドの言葉とともに会場を紹介していく。

RM x SFMOMA: Between You and Me(installation view, San Francisco Museum of Modern Art, October 3, 2026–February 7, 2027); photo: Matthew Millman
会場風景 撮影:筆者

会場を歩いてまず圧倒されたのは、作品同士をつなぐキュレーションの巧みさと、そこから立ち上がる物語性、そして同時に、誰もが学び、楽しめるように開かれた展示の在り方だった。入口のサインから壁の文章、作品の紹介や床の注意書きまでRMの手書き文字が現れ、英語と韓国語の音声ガイドでは、なぜその作品が好きなのか、どこに惹かれたのかを本人の言葉で語ってくれる。これほど個人的なコレクションでありながら、その知識や価値観を誇示するのではなく、なぜ彼がアートを愛するのか、そして彼にとってアートとはなんなのかを、展示タイトルである「Between You and Me (君と僕の間のここだけの話)」のとおり、来場者にパーソナルに共有してくれるような展示になっている。

音声ガイドの冒頭でRMは、音楽は電気や周波数として残り、再生する機器によって聞こえ方も変わるが、絵画は「その一枚の絵そのもの」として目の前に存在することを「羨ましく思っていた」と話す。

「言葉だけでは伝えきれない。だから僕は音楽を作っています。この展覧会も、それと同じようなものです。ただ、楽しんでもらえたらと思います」

そして、「もし退屈だと感じたら、そこでやめてもいい。音声ガイドを聴くのをやめて、ただ作品を見て回ってもいい」と続ける。自分の言葉や解釈を最後まで追うことよりも、まずはそれぞれの方法で作品と出会い、展覧会を楽しんでほしいという、そんな姿勢が伝わってくる。本展はRMの解釈を「正解」として提示するのではなく、彼がなぜアートを愛し、作品のどこに惹かれてきたのかを惜しみなく共有しながら、見る人自身が自由に作品と向き合える余白も残している。

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