過去の「六本木アートナイト」開催風景 © 六本木アートナイト実行委員会
六本木の街を舞台にしたアートイベント「六本木アートナイト 2026」が、10月31日から11月1日にかけて開催される。
2009年にスタートした「六本木アートナイト」は、美術館をはじめとする文化施設、大型複合施設、商店街が集積する六本木の街を舞台にしたアートの祭典。現代アート、デザイン、音楽、映像、パフォーマンスなどの多様な作品を街なかに点在させ、非日常的な体験を作り出すことで、アートを楽しむライフスタイルの提案を試みている。
15回目を迎える今回は、コロナ禍以降、近年は行っていなかったオールナイトでの開催が3年ぶりに復活。日没から夜明けまで、様々なイベントが催される。会場は六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、そのほか六本木地区の協力施設や公共スペース。

特定の国・地域に焦点をあてる「RAN Focus」では、「六本木アートナイト」のモデルになった「ニュイ・ブランシュ(白夜祭)」の本場であうる、フランスのアートにフォーカス。パリのアートスペース「サンキャトル・パリ」の前アーティスティック・ディレクター、ジョゼ=マニュエル・ゴンザルヴェスのキュレーションにより、インスタレーション、映像、パフォーマンスなどを紹介する。国際的に活躍するベテランアーティストから新進気鋭の作家まで、世代の異なる作り手によるバラエティーに富んだ作品が集う。
また、2015年から実施されている作品公募企画「オープンコール・プロジェクト」を今年も開催。過去11年間で101作品を公開してきた本プロジェクトには、年齢や経験などに関わらず誰でも応募することができ、現在応募を受付中だ。選出された作品は、「六本木アートナイト」の一部となって展示される。応募締切は5月6日17:00。

「六本木アートナイト」実行委員長の片岡真実(森美術館館長)は、今回の開催にあたり、「2020年に始まったコロナ禍以降、多様な運営モデルを模索するなか、ここ数年は真夜中の開催をしていませんでしたが、今年、皆様の熱いご要望にお応えし、ついに『オールナイト』開催が復活します。暗闇の中でアートと出会い、夜明けを共に迎える。そんな本来の姿へと立ち戻る、一夜限りの濃密な非日常体験をぜひお楽しみください」とコメントしている。

六本木の街が一夜限りの変貌を遂げる本イベント。久しぶりのオールナイト開催により、アートを通して、都市の夜のエネルギーに触れられる特別な機会となりそうだ。