公開日:2022年9月7日

「六本木クロッシング」が3年ぶりに開催。コロナ禍で途絶えた人々の往来を取り戻すべく22組が参加

「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」は森美術館で12月1日から

市原えつこ+ISIDイノラボ 都市のナマハゲーNamahage in Tokyo 2017 VRゴーグル、ドローン、防毒マスク、電子パーツ、プラモデル、ミノ、ほか サイズ可変 ※参考図版

六本木クロッシングの季節がやってきたオーライ!!

3年にいちど、日本の現代アートシーンを定点観測的に概観する展覧会として森美術館で開催されてきた「六本木クロッシング」。若手からベテランまで様々なアーティストをユニークなテーマで紹介してきた同展だが、今回はサブタイトルを「往来オーライ!」とし、コロナ禍によって途絶えてしまった人々の往来を取り戻すこと、また多様な人・文化が共存する現在の日本を反映した内容を目指す。会期は2022年12月1日から23年3月26日まで。

AKI INOMATA 彫刻のつくりかた 2018- インスタレーション サイズ可変 Courtesy of 公益財団法人 現代芸術振興財団(東京) 展示風景:「彫刻のつくりかた」公益財団法人 現代芸術振興財団 事務局(東京)2021年 撮影:木奥惠三
青木野枝 ふりそそぐものたち/長崎 2019 鉄、ガラス 580×1370×1500cm 展示風景:「ふりそそぐものたち」長崎県美術館2019年 撮影:山本糾 画像提供:ANOMALY(東京) ※参考図版
池田宏 椎久愼介 標津町2022年7月 2022 デジタルデータ サイズ可変

出品作家はAKI INOMATA青木千絵青木野枝潘逸舟市原えつこ伊波リンダ池田宏猪瀬直哉石垣克子石内都金川晋吾キュンチョメ松田修呉夏枝O JUN折元立身進藤冬華SIDE CORE / EVERYDAY HOLIDAY SQUAD竹内公太玉山拓郎やんツー横山奈美の22組パンデミックのみならず、2011年の東日本大震災、地球環境の変動などをふまえて、新しい視点で世界や事象を見ようとするアーティスト、 多様な他者・隣人たちとともに自分たちの生があることを作品に含意するアーティスト、日本のなかで生きる様々な民族・社会集団に目を向けるアーティストらが集まっている。

金川晋吾 長い間 2011 インクジェットプリント 28.3×35.7cm
キュンチョメ 声枯れるまで 2019 ビデオ 32分
呉夏枝(オ・ハヂ) 空白いろのきおくに浮かぶ海女の家/船 2018 金沢で集めた古着や布(麻長襦袢、木綿晒など)、亜麻、陶器重り、釣針、サイアノタイププリント サイズ可変 展示風景:「東アジア文化都市2018金沢 変容する家」金沢21世紀美術館 撮影:木奥惠三 ※参考図版

企画は、天野太郎(東京オペラシティアートギャラリー チーフ・キュレーター)、レーナ・フリッチュ(オックスフォード大学アシュモレアン美術博物館 近現代美術キュレーター)、橋本梓(国立国際美術館主任研究員)、近藤健一(森美術館シニア・キュレーター)の4名が共同で行う。

O JUN 美しき天然 2019 油彩、キャンバス 350×240 cm Courtesy of ミヅマアートギャラリー(東京)
SIDE CORE / EVERDAY HOLIDAY SQUAD ロードワーク 2017 工事用照明器具、単管、チェーン、カラーコーン、ヘルメット、作業着、ビデオ、ほか サイズ可変 撮影:後藤秀二 画像提供:リボーンアート・フェスティバル2017(宮城)


六本木クロッシング2022展:往来オーライ!

会場:森美術館
会期:2022年12月1日~2023年3月26日
休館日:会期中無休
開館時間:10:00~22:00(最終入館21:30) ※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※ただし1月3日(火)、3月21日(火・祝)は22:00まで
https://www.mori.art.museum/jp/

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