最終更新:2022年5月12日

コロナ禍で延期のライアン・ガンダー個展がいよいよ7月から。作家キュレーションの収蔵品展も同時開催

東京オペラシティアートギャラリーにて2022年7月16日から9月19日まで

ライアン・ガンダー 時間の問題にすぎない Courtesy the artist

時代を批評し、クスリと笑わせる展覧会

東京オペラシティ アートギャラリーで、ライアン・ガンダーの東京では初の大規模個展「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」が、2022年7月16日から9月19日に開催される。同展は、当初2021年4月からの開催を予定していたもので、コロナ禍により延期を余儀なくされていた。アートファンのみならずアーティスト自身にとっても待望の開催となる。

ライアン・ガンダー Courtesy of the artist and TARO NASU Photo by Jon Gorrigan

ガンダーは、日常生活で気に留めることすら忘れているあたりまえの物事への着目を出発点として、オブジェ、インスタレーション、絵画、写真、映像などを手掛けてきたアーティスト。制作の背景には、「見る」ということについての考察や日常経験の鋭い分析など、知的な好奇心が満ちあふれている。意外なもの同士を結びつけ、情報を部分的に隠蔽し、ユーモアをまじえて「そもそも」を考えるきっかけを作るのが、ガンダーの真骨頂だ。

ライアン・ガンダー 最高傑作 公益財団法人石川文化振興財団蔵 Courtesy of the artist and TARO NASU Photo by Martin Argyroglo
ライアン・ガンダー なぜフランス人は窓から外を眺める? Courtesy of the artist and TARO NASU Photo by David Tolley"

今回は、ガンダーの新旧様々な作品を組み合わせながら、大きな展示室をひとつの作品として作り上げる。作品のなかには、ガンダーが制作活動の初期から持ち続けてきた「時間」「お金・価値」「教育」「よく見ないと見えないもの」への関心が込められているという。

また、昨年の開催延期の代案としてガンダーから提案・実施された「個展あらためガンダーが選ぶ収蔵品展」も再度開催。一粒で2度おいしい展覧会になるだろう。

ライアン・ガンダー 2000年来のコラボレーション(予言者) 公益財団法人石川文化振興財団蔵 Courtesy of the artist and TARO NASU Photo by Stevie Dix
ライアン・ガンダー 編集は高くつくので 公益財団法人石川文化振興財団蔵 Courtesy of the artist and TARO NASU Photo by Yasushi Ishikawa, Okayama Art Summit
「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展 ストーリーはいつも不完全……」展示風景 撮影:中川周

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