公開日:2026年9月4日

坂本龍一が遺した機材や資料を次世代の創造へつなぐ。京都芸術大学「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA」構想が発表

スタジオの設計は青木淳、品川雅俊、リードアーティストは原摩利彦

坂本龍一

京都芸術大学「瓜生山荘」を拠点に、2028年運用開始を目指す

京都芸術大学は、坂本龍一の意志を継ぐ新たなプロジェクト「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA - A laboratory for experimentation across sound, art, technology, environment, and society.」の始動を発表。同大学キャンパスにある「瓜生山荘」を拠点に、2027年春の着工、2028年のスタジオ運用開始を目指す。

これは9月2日に行われた、京都芸術大学の2027年の開学50周年に向けた記者発表会のなかで明らかになったもの。「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA」では、坂本が遺した作品や資料、機材、楽器などの音楽資産をキャンパス内の施設「瓜生山荘」に移し、その活用を通して次世代を担う創作者たちの学びと実験の場を生み出していく。

京都芸術大学記者発表会より、左から、品川雅俊、青木淳、小山薫堂(京都芸術大学 副学長)、徳山豊(学校法人瓜生山学園 理事長)、佐藤卓(京都芸術大学 学長)、原摩利彦、保持壮太郎(「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA」プロジェクトプロデューサー)

京都を愛し、何度も訪れた坂本は、2005年の「スーザン・ソンタグ追悼シンポジウム」でのライブ上演や、2010〜12年の渡邊守章、浅田彰の企画による舞台芸術「マラルメ・プロジェクト」での音楽担当など、2000年代以降、教員らとの共創を通じて同大学との関係を育んできた。没後に遺された音楽資産を次世代の学びや創造に生かしたいという坂本龍一エステートからの相談をきっかけに、今回の構想が結実したという。

京都芸術大学は開学50周年を前に、創設以来受け継いできた「藝術立国」の理念を礎とした、新たなミッション「世界中の創造力を解放する。」を発表。あわせて新たな愛称「KUA」と新ロゴを公開した。「Sakamoto Ryuichi Lab at KUA 」は、このミッションを体現する50周年のシンボルプロジェクトとなる。

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