公開日:2026年8月21日

2027年度「ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成」公募開始。地域とともに社会モデルを構築するプロジェクトを後押し

受付期間は8月8日から10月11日18:00まで

公益財団法人川村文化芸術振興財団は、2027年度「ソーシャリー・エンゲイジド・アート(SEA)支援助成」の助成団体の応募受付を開始した。受付期間は8月8日から10月11日18:00まで。

本事業は、コミュニティや社会に関与し、地域社会や住民とともに制作や活動を行い、より良い社会モデルの提示や構築を目指すプロジェクトを支援する取り組みだ。これまで9年にわたり、合計51のソーシャリー・エンゲイジド・アートプロジェクトを支援してきた。

助成額は、100〜200万円が1件、30〜50万円が2〜10件程度。応募資格は年齢・国籍を問わず、アーティストおよび団体を対象とする。また、本年からは、出産・育児・介護・病気などに伴う助成期間の延長制度も新設された。募集要項は公式サイトで確認できる。選考委員は、工藤安代(NPO法人ART&SOCIETY研究センター代表理事)、藪前知子(東京都現代美術館学芸員)、小泉明郎(アーティスト)、山本浩貴(文化研究者)が務める。

これまでに支援してきたプロジェクトは多岐にわたる。2024年度には、日本社会で共有されてきた規範的な家族像を見つめ直し、クィアの視点から新しい家族イメージの可能性を考える芸術実践「ネガティブな想像上の家族からポジティブな家族像を生み出すために」や、多くの在日韓国・朝鮮人がともに暮らす京都市東九条の祭り「東九条マダン」に着目した「マダン:民衆が共謀する広場」など、4つのプロジェクトが行われた。

昨年度から「テーマ部門」が設置され、今年度も引き続き「戦争と平和」がテーマとなった。人類が長く抱え、現代にも続くこの課題に対し、プロジェクトの取り組みを通して人々を精神的に支え、励ますことを目的とする。また、自由にテーマを設定する自由部門も設けられている。

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